目に見えることの、目に見えない本当 | 忘れたくないこと(ENOLOG)

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忘れたくないことを書きます。




いまさらですが、音楽って素晴らしいと。


そんな詳しくないし、もの申したいわけじゃないけど、
ただただとても大切なものだと思った。



僕らは、いろいろ難しくなってくる年ごろだから、

だからこそ、昔みたいに、
大切な一曲があったほうがいいなって。


その大切な曲は、もちろんナツメロでもいいんだけど、

できれば、昔の思い出じゃなくて、
今日誰かを大切にしたいと思ったり、
明日、行動してみようと背中を押されちゃったりする、
今の暮らしに関係する、曲がいいなって。



祖母がなくなって、父が泣いてる姿を見て、
僕の知らない、祖母の思い出話をいっぱい聞いて、
保母さんだったとか、
保育所がなかったあの村に保育所をつくるためがんばってたとか、
僕が生まれたとき、すごくすごく喜んでくれたんだとか、
祖母の鯖寿司は、日本一だったねとか、

知らないことがいっぱいあって、

でもそういうことと、感情がぜんぜんつながらなかった。


日々に追われた、硬い、気難しいこころは、
大切なことを、流してしまう。


この曲はすごい。
硬い、気難しいこころを一瞬でとかした。


僕はもっと話したり聞いたりしたかったんだって。
もっともっと大切にしたかったんだって。
なんでできなかったんだろう。


僕はもうずっと、
大切なことを大切にしたいって、
思ってるんだけど、なんてむずかしいんだろ。

父親が、一人で暮らしてた祖母に、
毎日、本当に毎日手紙を書いてたって聞いた。

尊敬した。



昔の年賀状でつかった詩を思い出しました。
僕はやっぱり進歩がない。

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自分の感受性くらい 茨木のりこ

ぱさぱさにかわいていく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
何もかもへたくそだったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

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ミクシィの日記やブログで、
みんなが、まわりに友人に対して、
感謝したりしてるのって、なんかいいなって思った。

インターネットって本当にすごい。
もっともっとエモーショナルなものにしたい。



さて僕も。

今年は、変化の年でした。

振り返れば反省は多いですが、
何を大事にしたいのかが、
あらためてよくわかった年だったとも思います。
それは本当に、まわりの友人のおかげだったなと。
本当にありがとうございました。


さて、僕の大事な大事なお友達の皆様、
うっかり、連絡を怠りがちな僕ですが、
なにとぞ来年もよろしくお願いします。

何かぞんざいなことがあれば、
もっと、大事にしろよ、コラと怒ってやってください。

では、よいお年を。