KATO琴電30形 | まほろ市発なんでもありのブログ

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KATO京急230形。

アッセンブリーキットが発売された時は、琴電に改造しようかと思った時もありました。
けれども、大昔の京急800系の時のように完成車が発売されるのでは?という思いから買うのを躊躇っていました。

そんな矢先、京急のセットと、ホビーセンターモデルとして琴電30形も発売される事になりました。
しかも30系の中でも大好きだった非貫通車両。
ただ台車がオリジナルの2HEであり、元阪神と名鉄車両の下回りに改装されたモノではないようです。

それでも鉄コレ以外の琴電の完成品が出るのは嬉しい限りですね。




発売が1週間延びてしまったのは残念でしたが、昨日やっと取りに行ってきました。


琴電30形は元京急230形を昭和52年から大量に入線させた車両でした。
長尾線昇圧を控え、長尾線用だった元阪神喫茶店こと881形の2代目30、50形を置き換えるべく入線しました。

MMの2連ですが、偶数車両をクハとしています。
強力な京急時代の下回りは琴平線大型車に転用し、代わりに元阪神と名鉄の下回りに交換しました。
長きに渡り、志度、長尾線主力として平成19年まで活躍。
志度線に残った最後の2両が廃車になり、全廃になりました。

私としては昔油壺マリンパークに置いてあったのを見た車両でありましたが、あまりにも数が多く、有り難みもなく、これが来るとがっかりしたものでした。
ただ海岸線を走る京急の車両らしく、志度線の海岸づたいを走る姿だけは大好きな車両でした。
この大きな窓を開けて、塩屋~房前の海岸線を走る姿はめちゃめちゃ気持ちが良かったです。

琴平線の1020形や1060形、1013形、8000形はこの下回りであり、京急時代に味わえなかった強力な吊り掛けモーターの音色はすさまじく良かったです。

そんな30年も通った琴電詣でには欠かせない電車だったのかも知れませんね。

蓋を開けて、ジャンパなどを取り付けて、今日Nゲージパーク小田原で初運転です。





嗚呼、懐かしいなあ。

琴電は前面の方向板や、車掌の行き来を考慮した関係なのか、正面に貫通ドアが付けられて、顔面が崩れてしまった車両が多い中、非貫通なのが嬉しいです。

30年前の事を思い出しますね。

昔の瓦町、ホテルがあった頃の築港。片原町のマツモト温泉、あの頃の高松の思い出が走馬灯のように甦ります。




カプラーが鉄コレ車両と違うので、繋げられないのが悲しいです。

本当なら、琴電らしく1000形や3000形、20形や60形を繋げたいなあ。
同じ吊り掛け車両の1020形や1060形でもいいかな?それとも同じ京急の1080形でも····といった編成が楽しめないのが少し残念です。

今日はNゲージパーク小田原で初御披露目です。
今後は他の琴電車に混ざり、岡山、広島、高松のレンタルレイアウトにも遠征したいですね。

夢が拡がります。