南津電気鉄道クハ3201 | まほろ市発なんでもありのブログ

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先日買ってきたKitchen製小田急1500系のキット。デハは京王へ戻しデハ1400にしましたが、クハの方は京王での廃車後、南津へ払い下げられたという想定の元作ってみました。




ここからは架空のお話です。

昭和16年帝都電鉄時代末期。100形や200形らとペアを組むために製造されたクハ250形クハ260号。

この車両は井の頭線が大打撃を受けた昭和20年5月26日の東京西部大空襲時に難を逃れて奇跡的に生き延びた非戦災車両でした。

戦後はクハ1201となり活躍しました。

昭和39年にサハに改造されましたが、井の頭線最後の帝都電鉄の生き残りとして、昭和51年に廃車になりました。


廃車後、南津電気鉄道へ譲渡される事となり、京王桜上水工場で再びクハに戻されました。
アンチクライマーも取り付けられました。

しかしK3台車は改軌できず、代わりに元京浜急行から旧営団の台車を購入し、履き替えています。

聖蹟桜ヶ丘向きのクハ3201となり、相方には元豊川→大井川からやってきたデハ3101を迎えました。


この2連が南多摩や津久井、秋山などをのんびり走っていました。

大型車などの入線後も豊田線や、本線の増結用等にも活躍しましたが、平成12年8月1日の南津線1500V昇圧時に廃車。
後に解体されてしまいました。


キットは素組ですが、南津へ譲渡されたという話にするので、オデコに骸骨テールライトを増設してみました。

こんな帝都電鉄と豊川の買収国電が、手を取り合って走っていたら楽しいですね。

夢が拡がります。