顔・・・・・近い・・・・・・。
**
「・・・・・・っ」
なんだろう・・・・・。
なんだか心臓がバクバクしてきた。
バカ王子の顔がこんなに近いと、こんなにドキドキするの・・・・?
****光*****
いってー・・・・・。
こいつ、重すぎだわ・・・。
ていうか。
「重い。早く降りろ」
なんで降りないんだよっ!
ムカつくわぁ。
チビのくせに重い。
・・・・・・ん?
なんだ・・・・?
俺、なんか、あれか・・・?
見つめられてる・・・・?
んなわけねーか。
こいつに限って、それはないな・・・・。
勘違いだ。
「・・・・・っ」
なんなんだ?こいつ。
真剣な目で、見てやがる・・・・。
顔、ちけぇー・・・・。
「お・・・おい・・・・・!」
「・・・・・!あ!」
なんだ?こいつ、顔真っ赤にしてやがる。
****麻衣****
やだ・・・・。
私、なにしてるの?
バカみたい。
思わず、見とれちゃった・・・・。
別に、そういう意味じゃ、ない・・・・・!
絶対・・・・・。
絶対・・・・・そうだ。
でも・・・・・。
バカ王子。
かっこよかったなぁ。
美少年・・・・?
って、何考えてんだか・・・・・。
「ごめんなさい」
「おーりーろー!」
「はい!すいません」
あわててバカ王子の体の上から降りた。
そういえば、まだ朝食、食べてなくない・・・・?
やばい・・・・。
時間過ぎちゃう。
「光様、朝食がまだなので、お急ぎください」
「ったく」
ったくじゃねーよっ!
とにかく急いで準備をしなきゃ。
*
「うーん。今日は・・・・。サンドイッチか」
「はい。今朝はサンドイッチにしました」
「ぅ~ん。うぅまいぃ」
口に入ってるのに、しゃべるなっ。
制服を用意して・・・・・。
これで朝のバカ王子の仕事は終了!
あとは、自分。
制服を着て。
私も準備完了。
バカ王子を見送り。
っていうか、私も一緒に乗せてくれればいいのにっ。
バカ王子よりも10分遅くに屋敷を出た。
歩きで。
学校に着いて、教室に入る。
すると・・・・。
「ガラガラ」
担任が入ってきた。
そしてももう一人。
・・・・
「ユウキくん?」
「えー、今日、転校してきた、東堂ユウキくんだ」
やっぱり、ユウキくんだ・・・!
そっか、ユウキくんは、今まで海外に行ってたもんね。
「よろしくお願いします!」
ユウキくんらしい。
元気なあいさつ。
あの無邪気な笑顔がたまらない。
かわいい・・・・・。
すると・・・。
「あ、麻衣ちゃん!一緒のクラスになったねー!よかったー」
「あ、うん・・・、よかったね」
「先生~、僕、麻衣ちゃんの隣がいいです!」
「麻倉の隣か。まぁいい」
ガタン、ガチャ、ガチャン。
「よろしく」
「うん」
あの笑顔、好きかもしれないわ・・・・。
*
授業中、私はある異変に気付いた。
「ジーーー」
そう、私は今、隣の席のユウキくんに20分以上、
見られているのだ。
そして、たまに、ニコっと笑顔を見せる。
・・・?
どうしたんだろう。
つづく
次回、
恋の嵐が巻き起こる・・・・・・?!