以下産経より転載
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http://www.sankei.com/west/news/151017/wst1510170083-n1.html

2015.10.17 20:43
【維新分裂騒動】
「残留組に通帳奪われるな!」大阪系が党本部で厳戒体制

 維新の党の残留組と、橋下徹大阪市長が設立する「おおさか維新の会」に参加する新党組の分裂騒動で、党本部(大阪市中央区)が異例の厳戒態勢を敷いている。政党交付金用の通帳や印鑑を残留組が“奪還”に来るため、新党組の国会議員らが交代で党本部を警戒。残留組を追い払うなど、一触即発の攻防が続いている。

 「すでに任期が切れており、今は維新の党に代表も執行部も存在しない。指示があっても重大事項は勝手に決めないように」

 新党組の東徹参院議員は今月14日、党本部の事務局員らにこう厳命した。

 残留組執行部が同日、新党に参加予定の東氏と馬場伸幸前国対委員長、片山虎之助参院議員の3人を除籍処分とする方針を決定。この前後から残留組が党本部を訪れるようになった。

 背景にあるのは、約26億6千万円の政党交付金。年4回にわけて口座に振り込まれ、3回目の入金が20日に迫っているからだ。

 党本部は、新党組議員の母体「大阪維新の会」(橋下代表)と同じ建物内にある。事務局メンバーもほぼ重複し、交付金の出し入れに必要な通帳や印鑑が保管されている。

 東氏が厳命した直後、松野頼久代表ら残留組執行部の指示で松木謙公幹事長代行が党本部に姿を見せた。その場では、引き渡しを求めなかったが、危機感を募らせた新党組は15日から、国会議員らが交代で党本部に詰めることにした。

 16日午後には再び訪れた松木氏を、待ち構えていた井上英孝、浦野靖人両衆院議員らが追い返した。松木氏は「執行部に預けるのが筋だが、税金の取り合いみたいで残念。下手な使い方をすると問題になるので、気をつけなさいと言っておいた」と肩を落とした。

 残留組が懸念するのは、11月22日投開票の大阪ダブル選で、新党組が交付金の一部を軍資金にするとの憶測が広がっているためだ。

 一方、新党組は今月24日に維新の党の臨時党大会を開催する構え。そこで新たな代表や執行部を決め、議員数に応じて交付金を配分する「分党」を目指しており、それまで通帳と印鑑を死守することにしている。

 橋下氏はすでに維新の党を離党しているが、17日に大阪市内で行った街頭演説で「『金くれ、金くれ』というなら全部くれてやりますけどね。しょうもない政党作ってしまったので、もう1回つくり直します」と残留組を批判した。

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 10月14日に、残留組執行部が東、馬場、片山氏の3人について14日付で除籍処分と強硬手段に打って出たことに端を発した「維新の党本部、厳戒騒動」だが、コレを受けて特に旧・結いの党の柿沢氏と橋下氏の応酬がすさまじい展開となった。

 以下関連URL

※柿沢氏
今や橋下氏は、自らの都合で言った事を180度ひっくり返して、しかも過去の言動は知らんぷりを決め込む、恥知らずの嘘つきになってしまいました。
http://blogos.com/article/139763/
※柿沢氏が引用された小野次郎参院議員のFBのコメント欄には私もコメントしておりますのでご一読いただければ幸いです。

※橋下氏
国会議員って法律を作る人達。ところが維新の党の国会議員は法律的素養0。早く国会議員を辞めさせないと税金の無駄遣いだ。 - 10月18日のツイート
http://blogos.com/article/139785/