8月30日のSEALDsを核とする国会10万人デモを前に、
昨日、8月13日に、SEALDsが通常抗議を慣行している国会隣接の憲政記念館において、
ジャーナリストの櫻井よしこ氏ら保守系の有識者らが「平和安全法制の早期成立を求める国民フォーラム」の、
設立記者会見を行った。

関連記事は以下転載。
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http://www.sankei.com/politics/news/150813/plt1508130011-n1.html
2015.8.13 20:28
【安保法案】
「戦争抑止のためであり、戦争法案ではない」 櫻井よしこ氏ら、早期成立へ声明
 ジャーナリストの櫻井よしこ氏ら保守系の有識者らが13日、「平和安全法制の早期成立を求める国民フォーラム」を設立し、「安全保障関連法案は戦争を抑止するためであり、『戦争法案』ではない。一刻も早く平和安全法制を確立することを強く要望する」との声明を発表した。
 フォーラムの設立は櫻井氏や杏林大の田久保忠衛名誉教授らが呼びかけ、11日までに大学教授や弁護士、財界人ら318人が賛同。13日に都内で行われた記者会見には、櫻井氏ら約90人が出席した。
 櫻井氏は記者会見で「国会で議論されている安保法制の実現こそが、戦争の危険性を下げる」と安保関連法案の意義を強調。「徴兵制の導入につながる」との批判があることについて「いかなる知的基盤に基づいているのか非常に理解しにくい」と非難した。田久保氏も安保関連法案を違憲とする主張に対し「国際情勢に疎い人たちが低い次元で問題を論じている」と断じた。
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 概要は上記の記事どおりですが、重要なことは「安保関連法案の意義を強調」することではなく、
『安保関連法案の内容を吟味』することが重要であり、今国会、参院における肝であると私は考えます。
 「国際情勢に疎い人たちが低い次元で問題を論じている」と断じられた田久保氏には、
違憲とはならない安保関連法案とはどのようなものであるのか?
 「徴兵制の導入につながる」との批判があることについて
「いかなる知的基盤に基づいているのか非常に理解しにくい」と非難しされた櫻井氏には、
徴兵制の導入に至らないような安保関連法案への条文や歯止めの文言の加筆への言及がないのは、
まさに、「仏作って魂入れず」の安保関連法案でしかない。と、私は考えます。

※補足
 私は、櫻井よしこ氏を中心とされる理論武装による保守系グループを、
平沼赳夫衆院議員を中心とされる真保守と分けて、戦略保守と認識しており、
その戦略スキルは真保守にも影響を与える力があるものと評価しております。
 参考までに、戦略保守の牙城は、国家基本問題研究所であり、安倍政権への影響力もかなりあるものと認識しております。
…ちなみに、今の自民党内の安倍総理へのヨイショしている取り巻きの国会議員や識者は、
『晋保守』と、私は呼んでいます。