鎌倉の小町通りにある人気カレー店。店主の村上愛子さんは二子玉川でお昼だけのカレー店を5年営んだ後に、2008年鎌倉にオクシモロンをオープン。「鎌倉オクシモロンのスパイスカレー」のレシピ本を出版するなど、その人気は留まることを知らず、昨年は鎌倉に2号店、今年にはルーツである二子玉川にも支店を出店した。
小町通りの複合施設「こもれび禄岸」2階のロケーションで、1階には人気アクセサリーショップの「gram」があり、その行列を抜けて階段を登るアプローチとなっている。オクシモロンも人気のためピークタイムには待つこと必至だが、エアウェイトという待ち時間解消サービスがあるので、待っている間に鎌倉散策ができるのが嬉しい。
店内はカフェ風な女性受けするつくりで、シンプルなウッドテーブルを中心にセンスを感じさせる雰囲気がある。メニューはカレーが5種類のバリエーションがあり、初オクシモロンなので看板メニューである和風キーマとエスニックそぼろカレーを。
豆のマリネでビールを飲みながらカレーを待つが、カレーについてくるピクルスとともにサイドメニューのクオリティも高く、カレーへの期待度も上がる。カレーもその期待を裏切らないどころか期待以上の美味しさで、特にエスニックそぼろカレーは自宅でも作ってみたいと思うほど。スパイスとパクチーに三つ葉、大葉、青ねぎのたっぷりの薬味のバランスが良く、生姜が味にアクセントを加えていて、ビジュアルも映える。
鎌倉というロケーションにカフェ風のお洒落な雰囲気、SNS映えするビジュアルと美味しさを兼ね備えた看板料理という今の流行店の条件を満たしており、人気があるのも頷ける。