昨年7月にオープンした奥多摩にあるクラフトビアバルで、醸造もしているブルーパブスタイルのお店。店名のバテレとはUNIVERSEのVERSE部分をラテン語にしたもので、回転や方向転換を意味し新たなスタートということでネーミングしたようだ。
奥多摩駅からは徒歩30秒という超駅近ロケーションだが、奥多摩へは行くまでに都心から2時間近くかかる笑。築70年の古民家を改修したつくりには雰囲気があるが、駅から近いこともあり席からバス乗り場が見える景観に、あまり奥多摩らしさがないのが残念。せっかくの奥多摩なので、もう少し自然を感じられるロケーションが良かったのではと個人的に思う。
ビールはハウスビールが5タップに季節限定とゲストビールが加わり、10タップほどのラインナップ。サイズはSとLの2サイズ展開で、S=250mlとあるが実際には泡を含め300mlほど入っており、Sでも量は十分。価格も500〜600円とお値打ちなので、Sで色んな種類を楽しむのが良いだろう。
この日はゴールデンとレッドIPAにペールエール、クリームと2人で4種類のビールを。東農大卒のコンビが作るビールのホップは町内の福祉施設の協力を得て自家栽培をしており、地産地消をビールで味わうことができる。
フードも充実していてポテトサラダにオニオンリング、とりはむを。いずれもクオリティが高く、とりはむには奥多摩産のわさびが添えられていて、ここにも地産地消への意識が感じられる。
代表自ら奥多摩に住み、いずれは麦芽などの原材料の全てを奥多摩で作りたいそうで、ビールで奥多摩を盛り上げたいという気概が伝わってくる。今後が楽しみなお店で、片道2時間の価値は十分あると思う。