今日は、7月30日付け聖教新聞コラムの「名字の言」を紹介します。

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子どもが成長する過程で「なんで?」「どうして?」と、しつこく親に問う時期がある。それは言葉や概念を自分の中に受け入れる前に、きちんと納得したいという気持ちが潜在的にあるからだろう

しかし社会生活を送るうち、こうした問いは薄らぎがち。代わりに、周囲に合わせる術を学んでいく。だが、バランスのよい成長には、“問いを発する力”もしっかりと鍛えたい

外山滋比古さんは『思考の整理学』の中で、人間にはグライダー能力と飛行機能力がある、と語る。受動的に知識を得るのが前者で、自分でものごとを発明・発見するのが後者である。とはいえ、昨今の学生はグライダー能力への偏りが強く、社会で苦労する要因になっていると指摘する

飛行機能力を高める一つの要素として考えられるのは、内発的思考だろう。しかし“内発”といっても、自分で考え、学ぶだけで“思考”が湧いてくるわけではない。友との語らいなどによる、違う価値観との出合いも欠かせない

仏法の実践は、一人一人に内在する可能性の種を育むことが根幹である。だからこそ、人との触れ合いの中で生まれる決意や気づきを大切にする。友との語らいの場が増える季節。互いに触発し合える実りある対話を重ねたい。(悠)
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大人になると、ついつい周りの環境に流されて、自ら問いを発することも少なくなってきますね。他人との触発の中で積極的に問いを発し、自身の飛行機能力を高めていきたいものです。

ではまた


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