初代セリカ。
高校生の時に部活動を終えると前庭にバイクのZ2や四輪のローレル等が並んでいるのがいつもの風景で夜間定時制の学生が乗ってくるのだ。
その中には地元暴走族の幹部なんかもいてZ2が人気のようでズラリと並ぶ車列が壮観だった。
私の歳から道交法改正で教習所では中免しか取得できくなり750に乗る年上が恨めしかった。
今でこそ小さく見える750だが当時はとても大きく神々しく見えた。
そんなZ2を眺めながら「いつかは限定解除して乗ってやる」と思ったものだ。
なんだかんだで限定解除試験に合格するのに数年を要し大学時にようやく取得し念願のZ2乗りになることができ ささやかな夢をかなえた。
話が逸れてしまったが、ある日見慣れない四輪がブタケツローレルやスカイラインに交じって駐まってた。トヨタのセリカって車名だった。
格好いい車だな~と一目惚れをした。
それまでは近所の農家の土地成金が乗るアメ車なんかを見て「凄い車だな」なんて思ったものだけど、カッコイイと感じたのはセリカが最初の四輪車であった。
聖子さんじゃないがビビビッときたのだ。
このセリカにもいつかは乗ってやろうと思ったものだけど、モデルチェンジを繰り返すたびに恰好悪くなってゆきそんなセリカ愛もいつのまにか失せていた。
旧車価格が軒並み爆上がりしている中でコイツはそれほどの価格が付されていない。
今時の人達には響かないスタイルなのかな。。