携帯を自らへし折った涼に、私は疑いしかなくなった。
『もう結婚したくない。』
私はこれだけを伝え、荷物をまとめた。
涼の母親が必死に止めてきて父親まで仕事を早退させ私を2人して説得をした。
再度家族で話し合い、妊娠後期なのもあり、留まる事になった。
翌日私は涼の職場に電話をし、顔を何度か合わせた事のある上司にそれを伝え、女の子に電話を代わってもらった。
『涼についてですが、私今妊娠後期でもうすぐ入籍します。ご存知ですか?』
『知ってます。私は何もしてません。』
『何をしてるかしてないかとかではなく、毎日毎日寝るまでメールが鳴りっぱなしで夜は外に出て電話をしてる様ですが、あなたは妻帯者とわかっていてそこまで遠慮もなく連絡しまくるのですか?
涼が1番悪いのは承知ですが、私としてあなたと最近知り合ったばかりの二人を見てると面白くなく、よからぬ想像しかしません。
何かしらあなた方に関係があるのであれば、私達は今後について話し合いをしなければならないです。』
『私は何もしていません!私は何も!!』
と半分怒鳴られて電話を切られた。
帰宅した涼に、
『なんか職場で〇〇がすごい泣いてて可哀想だったんだけど…』
と言われ、
『何が可哀想なのかお前のせいで可哀想なんだよ』
で話しが終わった。
嫌な予感しかない入籍をし、2回目な為ケジメで結婚式の予約を入れ、何だか不安しかない中、出産をする事になった。
立ち会い出産なのに陣痛ベッドを占領して寝て看護師さんに怒られるわ役に立たないわ義父は陣痛中に待ちきれずゲタで婦人科に来るわ、陣痛中の痛みで苦しんでる姿をビデオで撮るなと言ったのに撮りまくってるわ散々だった。
散々な中、私は男の子を産んだ。
ここから涼と涼の両親と更なる闘いが始まる事になる。
続く