「宇宙に意思はあるか」 桜井邦朋

物理学の二つの黒い雲(Black Cloud)

アインシュタイン
1905年 仮説(光はエネルギー)
      証明


量子力学ーエネルギーは粒になって飛び交っている → 一つ目の黒い雲

エドウィン・ハッブル ー 銀河の光 遠いほど波長は伸びる


宇宙の膨張 ー 二つ目の黒い雲


物理学の最終理論 もうすぐ「完成」か? → 生命の問題解決


エルヴィン・シュレーディンガー ロリコン?
『What's a life?ー生命とは何か』→間違えだらけ、仮説、核酸が未発見の時


「秩序が秩序を生み出す」 「無秩序から秩序が生まれる」→生命の基本形?

環境との相互作用→人間、地球、宇宙 生命の連鎖系


進歩に貢献することができたことが幸せ。 By 桜井氏

たくさんの先駆者がいて成り立つ今日の科学


宇宙の巧妙な仕掛け


私の体ーC・N・H・O → 星の中で生まれる


宇宙の物質構造の仕組み → 神秘的

運命づけられて人間が出来た?


『思い至る』


宇宙(神)を認識させたいがため人類を生み出した

言葉 - 反射的(外) 意思的(内)


外とのコミュニケーション ー 知性とは関係ない争い 皆が知性的になれば良い?

技術文明を捨てる選択?


武谷三段階論
→科学的認識は「現象論・実体論・本質論」の三段階を経ながら発展するとしたもの


43億56万年 宇宙周期
2万4千年   分点周期 → ヨギの言っていたことと似ている


ポール・ゴーギャン
『われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか』


生命は定義できない! By 江上

生命・・・代謝・自己複製・外部との境界・進化する → エーテル体 アストラル体

DNA二重螺旋構造 ー 自己複製


パンスペルミア説(パンーあまねく ペルニアー種)
生命は宇宙に広くあまねく存在しており、地球の生命の起源は地球ではなく、他の天体で発生した微生物の芽胞が地球に到達したものであるという説。

意図的パンスペルミア説
地球外の星の高度に発達した生命体がロケット等で意図的に送り込んできた原始的な細菌が地球上の生命の起源だという説。


謎・・・最初の生命がわからない

共通の祖先 ー コモノート


画家 レメディオス・バロ
星粥

ハビタブルゾーン ー 宇宙の中で生命が誕生するのに適した環境となる天文学上の領域

地球の速さ 秒速8km

アストロバイオノロジー ー 生命の起源、進化、分布と未来

地球の羊水 海水 胎児 

海水=生体

パリティ非保存
空間反転した(鏡に映した)ときに物理法則が同じにならないこと、または、その様な状態を言う。弱い相互作用が関与する物理現象で起こる。

左手の方が安定。

左 女性 安定 霊性?

変動がないと進化しない

『火照る私、微笑む彼女』

高校生のとき、油彩で『モナ・リザ』を模写したことがある。


季節は冬で、コンクリート壁で囲まれた美術室は尖った冷気で私の体を冷やしていった。

悴む手で筆を取り、薄めた絵の具をキャンバスに重ねていく。

思うように表現できない己の力量に苛立を感じながら筆を迷走させる。


暫くの試行錯誤の末、ある箇所の表現に成功する。

それをきっかけに、先程までの苛立ちは消えさり、変わって大きな喜びと自信が生まれる。

すると、迷走していた筆は意思を持ち始め、次々と思うように彼女を表現していく。

徐々に表れてくる彼女の姿に歓喜して私の頭部は熱を帯び、顔面は発熱したように火照る。

私は非常に集中すると興奮し、頭に血が上ってしまうのだ。

やがて頭部の熱は体中に伝染し、心地よい熱で全身が満たされる。

精神が高揚しきった私は、手や服が汚れていくのを気にも留めず、指を使い、布を使い一心不乱に彼女を描き進めていく。

そのうち視覚も聴覚も彼女に独占され、周囲は無と化す。

そして、世界は私と彼女だけになる。

胸は張り裂けそうなほどの幸福感に見舞われる。

感極まり、催涙感までもが私を襲う。

きっとこの甘美なひとときを味わうために、私は絵を描くのだろう。


それにしても時間とは厄介なものだ。

退屈なときは永遠のようにも感じるのに、熱中したり、楽しんでいるときは急ぎ足で駆けていく。

私が彼女を描く時間も然り、全速力で駆けていった。


残念なことに、この絵は完成していない。

私の遅筆さゆえ、期間内に完成させることが出来なかったのだ。

仕上げられたのは顔のみで、未だに背景には、鮮やかな黄緑色の空と群青色の大地が広がっている。

彼女もこんな奇妙な世界には居たくないだろう。

何の不平も言わず、彼女は私の部屋で今も静かに微笑みを湛えている。









大学で国際政治を学んだ。

講義で見た映像の中で、一番印象に残っているのは、死体の上で楽しそうに飛び跳ねる子供の姿である。

戦争の場面でも、塩の行進でも、悲しむ人々の姿でもなく、その少年の無邪気な姿が忘れられない。

彼は「何を」しているのか分からなかったのだろうか。

半分イエスであり半分ノーである。

彼は「ふるまい」に対しては自覚していたが、ふるまいの「意味」に対しては無関心であった。

「意味」を追求する必要、ましてや責任など彼にはないのだ。

彼はただ、その「ふるまい」がもたらす快楽に酔いしれていた。

それは神を死姦する人間の姿に見えた。

その少年の姿こそ、私の20世紀像である。


 きっとその少年はエディプス・コンプレックス。

母親への忠誠心を兄弟たちと競争している。

褒めてくれるのならば、月にも行くし、殺人兵器でさえ作ってしまう。

本当は褒められることなど、どうでも良いのかもしれない。

母親から何をされても良いと思っているし、母親のためなら死ぬことも出来る。

しかしそれは、母親を愛しているからではない。

自分を愛しているからだ。


少年のふるまいを見かねた兄は、父親にこう言うだろう。

「父よ。彼をお赦しください。彼は、何をしているのか、自分でわからないのです。」 


ある日、少年たちはついに殺し合いをしてしまう。

土地や資源、召使いなど、どうでも良いものの為に。

ある少年たちはいち早く、色んなものに自分の名前を書いていき、町にあるものを自分のものだと主張し始めた。

そのようなことをしても真に自分のものにはならないということを知らずに。

「所有ごっこ」に遅れて参加した少年たちは先にいた少年たちと争う。

そして、先にいた少年たちに「悪者」というレッテルを貼られ、町から孤立する。


母親たちは、彼らの争いを歓迎し喜んだ。

少年が死のうが関係ない。

母親はただ、町を支配する力を欲しがった。


他の町の住人は、少年たちの行動をすべて受け入れた。

許せなかったのは爆弾だけだ。

少年たちも白痴ではないから、自分の町が滅びるまで争いはしない。

しかし、無知ではあるから自分の持つ力の強大性を知らない。

爆弾は「他の町」にまで影響を及ぼす。

約二万五千年前に、少年たちのいる町は爆弾によって滅んだ。

他の町でも同様の惨事が起きた。

時々、他の町の住人は爆弾の危険性を警告をしに来る。


母親は少年たちに他の町の住人の存在を隠している。

彼らによって少年たちが真実を知ると、困るからだ。


父親は全てを知っている。

だけど、何も言わない。

すべては一つになるための過程だからだ。


少年は知らない。

本当に愛しているのは「自分である父親」だということを。

そして、少年を生んだのは母親ではなく父親であるということを。


少年は生まれてから一度も父親の姿を見たことがない。

父親の存在を信じるも信じないも少年たち次第。

日本人の少年は、父親をとても敬愛し、父の存在とともに生きていた。

少年の母親も父親を愛し、父親のために尽くした。

しかし母親は、新しく来た継母によって殺され、父親は力を失った。

日本人の少年は継母に愛情を求めた末、去勢され、牙を抜かれてしまった。


アメリカ人の少年は、狂信的なまでに父親を崇拝し、他の兄弟たちと争った。

そして、自ら母親となり未だ姿見えぬ父親の愛情を得ようとしている。


エディプス・コンプレックスの真相は、ただの父親への愛情ではないだろうか。

20世紀、それは父親を慕いながらも届かぬ思いを母親に替え、自己中心的な態度をとってしまった少年たちの悪あがきだったのかもしれない。