4月20日①
朝7時から面会へ。
病院からの指示通り、3人一組となって順番に病室へ入る。
血圧などのバイタルサインは昨日より大分落ち着いている。顔色も良いが、口からの挿管の影響で口唇や舌の乾燥が明らかで痛々しい。
看護師の許可を取って、病院内のコンビニで口腔保湿ジェル、スポンジブラシ、リップクリームを購入し再度入室したときに口腔ケアを行う。
今の自分に出来ることを思いつきでやってみた。
多少保湿されたものの、これ以上できることは考えられず終わったあとは手を握って過ごすだけで、涙が流れ続けた…。
化粧水と乳液も持参し、それらは妻の妹に毎日ケアしてもらうことにした。とても仲の良い姉妹だったが、結婚後はあまり会う機会が無く疎遠になっていたが、妻は常にその妹のことを気にかけていた。そのことを妹に伝えると、何も言わず化粧品を受け取ってケアすることを受け入れてくれた。
昼になって、主治医から説明しますとのことで別室へ家族で移動。
現在の状況として脳幹と大脳に損傷があり、瞳孔反射や嚥下反射は見られない。
心臓は自力で動いているが、自発呼吸ではなく人工呼吸器で対応。
「今日、明日に何があってもおかしくない状況です。一週間を見ておいてください。」と非情な宣告…。
私をはじめ家族一同、無言となってしまった。
なにか質問はありますか?と尋ねられたが、私自身呆然としてしまい妻の祖母(だったような気がするが、定かではない。)が万が一回復する可能性を聞いていたがそれに対してもほぼ回復の可能性は見られないとのことだった。
現状バイタルサインは安定しているため、面会を制限したいとのこと。
現在7時から8時30分、10時30分から20時までは自由、面会者に於いても制限はなし、というかなりオープンにして貰えていた。親兄弟だけでなく、祖母や叔母、大叔母やその他の妻が世話になった人達がほとんど面会できた。特に叔母の一人は障がい者で車椅子対応な上感情のコントロールが難しく、パニックになって大声を出す可能性があったのだが、そのことを病院側に相談したら二つ返事で「会いに来てもらってください。」と言ってもらえたことには感謝しかない。
今後は13時から20時の間で一組2〜3人、一組につき一回10分程度、三組程が同時刻に病院へ来ることで了承した。更に、面会者は親族二親等までに制限されたが、本来コロナ禍のため全館面会不可の状況を思えばとても有難い。
14時に病院を後にして、残っていた親族で近くのファミレスへ。
食事をしてLINEグループ"〇〇(妻の名前)さんサポート"を作り、近況報告や連絡事項を共有することにした。
続く…。