今日は今年初のアルミボート釣行。 選んだフィールドは初めてのフィールドとなる「希望の川」
である。 神奈川の暴君ことKAZUさんに案内してもらい、エントリー場所をチェックするためだ。
これで、アルミボート釣行としては8つ目のステージである。 こうやってエントリーフィールドを
増やしていく作業は非常に重要なのだ。 懐かしいあのコンビニにて5:30にKAZUさんと合流
し、まだ暗いうちにエントリー場所へと到着した。 とりあえず、船だけ二人で降ろして準備開始。

ガキの頃、国語の古文の授業で、枕草子が「冬はつとめて(早朝)」なんて言ってたのだが、
当時は「バカ言ってんじゃねえよ!」と思っていた。 だがこうして大人になって、真冬に釣り
をするようになってから、それも悪くないじゃない、なんて思うようになった。 真冬の夜明け
は本当に美しいし、岸際が凍ってたりするのも、関東では早朝にしか見ることができない光景だ。

で、ゲームスタート。 やることはカバー撃ちとシャッド。 この2つのみ。
水温は4.4℃からスタートで、その後場所にもよるが最大で7.0℃まで上がった。午前は
平均5℃で、午後は6℃であった。 基本的にはシャローリバーなのだが、ところにより水深2m
くらいのチャネルがある。 そのチャネルに落ちるブレイクや水深1m前後のシャローフラットを
丁寧にシャッドでチェックしていく。 浅いところはビーフリーズ、深いストレッチはDUNKで
スローリトリーブ。 個人的な経験データだが、水温が二桁の場合はボトムノックの早巻が効果的。
しかし、水温一ケタの場合はシャッドはボトムスレスレをスーパースローに引くのがキモだと思う。
まるでジグヘッドでも扱うかのような速度である。 朝のうちはコレで胃魚種のスレアタリは多く
得ることができた。 もちろん朝のうちはガイドがガチガチに凍結。 キグナス氷河はもちろん、
ガイドから氷のリングがポロっと取れる始末(笑)
巻き疲れたら撃ち、撃ち疲れたら巻く、を繰り返す。 KAZUさんと二人、現時点で可能性の
ある最上流エリアまで行き、折り返す。今度は最下流部へと行ってみた。エンジンも積んでおいた
が、後で久しぶりの作動チェックをしてみる程度にしか使う必要はなかった。 エレキで全域余裕
で回れてしまう程度の小規模フィールドである。 そうね、未知の川よりも流域は短いかな。

ショアラインはこんな感じのカバーが延々と続く。 ただ、平水時よりも20cmくらい減水
している模様(KAZUさんによるとだが)なので、カバー下の水深が充分にあるエリアが少ない。
最下流まで行くと水温がいくらか上昇した。 そして、自分達はフィールドの中央部から船を
出したのだが、最下流部にもスロープをみつけた。 というかスロープっつーか斜め護岸で強引に
トレーラーでランチングしている様子。 素人目に見ても、かなりのハイパワー4駆でないと厳し
そうだ(笑) 良くこんなところで降ろすなあ、と感心。 今日は他にも3艇くらい来ていた様子。
結局何にもないままランチタイム。
午前中に回った場所で一番可能性が高そうなストレッチをセレクトし、午後はそのエリアでタコ
粘りのごとくシャッドを巻きまくる。 一定のゾーンでやたらとスレアタリが連発するエリア発見。

ラーボーのレースー。 ここのラーボー、結構デカいので刺さった瞬間ドラグを出して走る!
そのままドラマ魚を求めて巻きまくるが、まったくNOバイトなまま、タイムアウトを迎えた。
バスのアタリなど何もない、完全なるNBNF。 スレでも良かったし、サイズもなんでも良い
ので、なんとか初ラージを手にしたかったのだが、叶わぬ夢と消えた。

KAZUさんもNBNF。 残念ながら自分はこれで今シーズン、5勝5敗。 でも初場所での
釣りは、たとえ釣れなくても素直に楽しい。 ラージには完全に見放されてしまっているが、今年
はそれでも色々チャレンジしていくつもりだ。 昨年までは年間の坊主%を減らすことにこだわり
過ぎていたが、今年はその方針は方向転換することにした。 坊主は喰らってナンボ!年間30%
でも40%でもデコってやる! それでも構わない。
良く、バサーのブロガーの人で、坊主だったら記事をUPしない人とかも結構多数居る。まあ
ブログ自体も人それぞれの楽しみ方・スタイルがある訳で、それ自体は否定しない。各々が好き
にやればよいと思う。 だが自分は、あくまでも自分自身のデータ蓄積のためにブログを書いて
いるし、ダメだったらダメな時の自分の釣りもしっかりと書きとめておきたい。坊主という現実
から逃げることなく、しっかりと向き合いたい。 それこそが、次へと繋がるステップなのだ。
スモールに関しては、何年もかけて冬の釣りの経験を積み重ねてきて、なんとなくある程度の
自信はついてきたように思う。 だがラージは別だ。もちろん超凄腕の人でも平気でデコる時期
なだけに、自分なんかではお話にならないが、それでももう少しイメージに近い形で魚に触れる
ことができるようになりたい。練習あるのみ、である。 次回はまたスモール戦!それではまた!