博多の祇園

今朝は、クライマックスの日でしたね

地元局では、生中継されていました

 

福岡県に生まれて福岡県に育った私だけど

私にとっての『祇園さん』といえば

『戸畑祇園大山笠』です

北九州市戸畑区が、私のふるさと

天籟寺・西・東・中原、この4つの大山笠に

今は、それぞれ小山笠があります

私が子供の時は、中原にしかなかった小山笠

伝統の祭りも、時代を反映して

少しずつ、変わってきています

 

私は、天籟寺の山^^

 

太鼓と鉦が激しく打ち鳴らされ、提灯に火が点ると

競演の始まりです

 

あの鉦と太鼓の音を聴くと、心がざわつき

じっとしていることが出来ません

 

浅生八幡宮(今は、飛幡八幡宮と名称変更)に

昼間は、籏山で集結

夜は、美しい提灯山となって浅生公園の周りをまわるのです

 

 

まさに、光の競演

 

今の時代に、電飾ではなく蝋燭の灯

ゆらゆらとゆらめく、その美しさ

言葉をなくして、ただただ、見入るのみの至福の時間

 

ユネスコの世界遺産にも認定され

観光客が増えるのでしょう

 

でも、この祇園さんは、戸畑っ子の誇りであることに違いはなく・・・

 

「ヨイトサ、ヨイトサ」の掛け声に

胸を高鳴らせて、子供のころの自分に戻ってゆきます

 

そして・・・

華やかな饗宴ののち

一番、胸にグッとしみたのは

一言も発せず、静か、山車をしまうお蔵入りでしょうか

天籟寺の山車は、菅原神社へと静かに、ただ静かに戻ってゆきます

 

なんだろう・・・その鎮けさが

心にしみいり、喧騒とは逆の感動を私の中に植え付けたんだと思います

 

子供の時の戸畑の祇園さんは

7月13・14・15日でした

いつからか、小倉の太鼓祇園と日にちが被らないように変更されています

ちょっとばかし、複雑な気もするけど

伝統とは不変のものと定義せず

時代に即して変化を受け入れるものなのかも知れないと思うようになりました

 

ふるさとの祭りは、誰しも思い出があり

それぞれに熱い気持ちのたぎるものでしょう

 

私の誇り、それは、戸畑祇園に他なりません

 

戸畑祇園は、これからです

久しく行ってない・・・今年は、行こうかなぁ(-_-;)