温泉の施設に行くと『温泉分析書』というものが貼ってあります
これは、館内のどこか、目に触れるところに
掲示しなければならないものです
温泉分析書とは
単純泉とか硫酸塩泉とか硫黄泉などの泉質名や
源泉温度が書いてあったり
さらに、高校時代に科学で習ったような
含有イオン量、ガス成分量
そんなものが記録してある紙です
単純泉って?とか、○○泉って?とか
一体、何が違って、どういうことなの?
そんな疑問、持ちませんか?
湧出した源泉1㎏中に、陽イオンと陰イオンの合計が
1000㎎以上であれば『○○泉』という泉名がつきます
こういう泉名がついた温泉を『療養泉』と呼びます
単純に、濃い温泉か薄い温泉か、
そんな風に理解されてもよいかと思います
でも・・・溶存成分(溶けている成分)が
999㎎の温泉と1000㎎の温泉で、差があるわけではないので
単純泉だからと、バカにしてはいけないのです
成分が多い(濃い)と、それだけ体への影響は大きいと言えます
人によっては、湯あたりしやすかったり
皮膚へ、何らかの刺激などが出ることもあります
単純泉は、成分量の合計が少ない・・・つまり
身体に優しい湯である、ということになります
所謂、副作用が出にくいため
ゆったりと長湯出来るお湯なのです
温泉地に赴けば、殆どの方が、気持ちもリラックスできて
日常のストレスから解放されるでしょう
身体を湯に浸すことで
余分な疲れも、ストレスも、溶かし出すことも可能です
画像は、杖立温泉 米屋別館
温泉の具体的な効果については
次回以降、少しずつ触れて行きます