以前、拳銃タイプのエアガンしか持っていなかったが、九月になったら、計画通りマルイ製MP7A1を購入した。サイレンサー、ドットサイト、マガジンを全部装着してあげると、片手で撃つどころか安定に持つこともほぼ不可能のだ。安心感のある重さやがっしりしているグリップが気に入って、両手で構うとドキドキする。

 

 

 チャーハン(チャージングハンドルのこと、もちろん食べられないよ)の様式はAR-15シリーズと同じだが、より細いのだ。プラスチック製なので、力強く引くと、壊れる恐れがある。

 

 グロックから移植したトリガーセーフは、手触りが良くて、引き鉄にちょっとだけ力を入れると、ハンマーが作動する。

 

 

 レールなどの金属製の部品が多くて、造形も細部まで忠実に再現した。見た目といい中身といい、マルイが一貫した高い水準を維持し、買ってよかったと思うくらい素晴らしき宝物だ。

 

 訳が分からないが、マルイ製のはフルサイズではなく、実銃より少しだけ小っちゃいのだ。実銃を触ったことがない私は、全体の比例さえ正しければ大丈夫だと思って、無視して楽しめる。

 

 

 MP7実銃も、個人的に大好きな鉄砲だ。20世紀、ソ連の最強空挺部隊の不意打ちを食らうという恐怖に支配され続けているヨーロッパ諸国の後方支援部隊は、戦車を修理したり、作戦を立案したり、ご飯を作ったりして、射撃訓練の時間が少なのだ。

 

 空から降りるプロのソ連軍に全滅される定めから救うために、PDW(Personal Defense Weapon、個人自衛兵器)という計画が発表された後、歴史のあるドイツ銃器メーカーH&K社がMP7を生み出した。PDWにおいて大事なのは使いやすさと貫通力という二つのポイントである。一見して矛盾な要求を満たすために、独特な4.6x30mm弾を開発した。極めて鋭い造形になるたまが、防弾ベストを貫く力があるので、装備が整ったソ連兵士にもダメージを与えると予想される。

 

 1991年、ソ連が崩壊し、仮想敵がなくなるとともに、PDW計画も忘れられてゆく。MP7がサブマシンガンと名付けられて、特殊部隊に採用された。FN社が作った先輩たちより比較的に若いMP7が、未来の戦場で輝き続けている。

 

 

 (MP7A1、デヴグルの愛銃だ)

 

 以上、MP7についてわかりやすい言葉でおおざっぱに紹介した。本や資料を読んだ後、自分でまとめた内容だから、不十分な部分もあるので、お許しください。

 

 銃そのものが好きだというより、その背後の歴史や進化の流れに興味があるのだ。本物の銃にそっくりのエアガンを手に入れて、撃たなくても、ただ自分の部屋でニヤニヤするだけで、私は満足するのだ。