結婚後もブログを続けている方がたくさんいる中、筆者にはそれができない。
ブログの存在を知らない夫の前では、執筆作業などできないし、一人で過ごす時間も長くない。
単に筆者の時間の使い方が下手なだけだろうか。
平日は、6時に起床。
夫が身支度をする間に簡単な朝食を用意し、一緒に朝食をとる。
夫を見送り、食事の片づけと洗濯または掃除、自身の身支度を整え出勤する。
勤務を終えたら、スーパーに立ち寄って帰宅。
夫が帰宅するまでの約1時間で夕食を用意する。
和食なら一汁三菜、中華なら冷菜一品、温菜二品、西洋料理ならサラダ、メイン、付け合わせ程度。
一緒に夕食をとった後は、食器洗いは夫に任せ、筆者は食後のお茶を淹れる。
ソファでお茶を飲みながら、語らったり、テレビを見たり、洗濯物を畳んだり。
そうして一日が終わる。
週末は、一人で出かけるか、夫と過ごすかの大きく二択。
平日手を抜いている分、朝食も夕食も手間をかけるため、調理時間は長くなる。
やはり、ブログを書く時間はない。
朝食は週7回、夕食は互いの都合に合わせて週3~6回作っている。
その他の家事は気が付いた方がやる。
結果、その多くを筆者が担っている。
この生活ぶりを友人や同僚に話すと、驚かれることが多かった。
「やりすぎ。」
「往年の良妻じゃないんだから。」
「そんなに頑張ったら、長続きしない。」
「仕事が本業のはずなのに、それじゃあまるで主婦。」
とりわけ食事の支度について指摘されたため、他の方々の実情をヒアリングしてみた。
会社先輩(女性):朝食・夕食ともにご主人が用意する。朝起きると朝食が用意されており、帰宅すると夕食が用意されている。
会社後輩(女性):生活時間、嗜好が異なるため、各自で食事をとる。タイミングがあった時だけ、一緒に外食する。
会社同期(男性):別居婚のため、主に外食。ときどき自炊。
友人(女性):そもそもご主人が朝食を食べない。帰宅時間も遅いため、外で済ませて帰ることが多い。嗜好も異なるため、作るのはもっぱら自分と子供の食事のみ。
友人(女性):生活時間が異なるため、基本的には各自。気が向けば作ってご主人を待つこともある。ご主人が作る場合もある。
食事は作らない、基本は別々、と答える者が多かった。
筆者のまわりだけだろうか。
それとも現代の共働き家庭の典型だろうか。
「往年の―」と言われても、往年の家庭に育ったのだから仕方がない。
筆者には現代の家庭のあり方がわからないのだ。
この生活ぶりを続けて、気が付けば半年が経過した。
いまだにブログを書く時間は捻出できずにいる。
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余談ですが…追記。
実は、なんの疑問もなく、不安もなく、この生活に行き着いたわけではありません。
ある日、夕食を用意して夫の帰りを待っていたのに、夫が遅くに飲んで帰ったことがありました。
「無理して食べなくていいよ」
「何その言い方」
わたしは、それまで抱えていた違和感あるいは不満を、怒りとして爆発させてしまいました。
飲んだと言っても“軽く”だし、夕食は食べるつもりだったんだからいいだろう、というのが夫の見解。
わたしは、毎日暇だから料理をしているわけでない、なるべく栄養バランスのとれたものを食べてほしい、同じ食事、時間を共有したいと思って、努力して料理していることを理解してほしいと訴えました。
どれだけ伝わったかはわかりません。
でも、それ以降、食器を洗ってくれるようになり、食事の感想や労いの言葉を添えてくれるようになりました。
彼なりの敬意の表明に感じます。
今思えば自分も大人げなかったな、と反省するところですが、必要な衝突だったようにも思います。