読者さま同士で議論していただくことになってしまい、恐縮です。

擁護いただいた方々に御礼申し上げます。

 

お相手のことを分析すれば「何様だ!」と叱られ、自己分析すれば「自分大好きだね。」と嘲笑われる。

ウェブログすなわち日記を世間にさらすことの難しさを感じております。

 

日記に釈明する必要など、ないかもしれません。

しかし、自分のことを議論いただくのも心苦しいので、釈明も兼ねて、また自己愛に溢れた自分語りをお送りします。

 

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かつて、高校生の頃、筆者には夢があった。

大した才能も、野心もない筆者が、ぼんやりと抱いていた夢。

 

「お母さんになること」

 

 

筆者の母は、朗らかで可憐な人。

それでいて、とても強い。

 

そんな母を尊敬し、いつか自分もしなやかな母親になりたいと思っていた。

身を呈して誰かを守りたい。

どんな仕事よりも尊い、誰にも替えのきかない、仕事に就きたいと。

 

 

大学に進学するとき、母は言った。

「あなたは、その夢から一番遠いところに行くのよ。」

 

 

その時は、よくわからなかった。

普通に生きていれば、普通に結婚して、普通に母親になるのだと思っていた。

東大進学がそうであったように、ごく普通に。

 

 

しかし、普通に生きていた筆者には、結婚する日も、母親になる日も来なかった。

そしていま、その夢は潰えようとしている。

 

 

一生ひとりかもしれない。

 

ひとりがさみしいわけではない。

ただ、誰かとともに成長し、豊かな人生を歩む人々を横目に、一歩も進まない自分が虚しい。

まるで回し車を全力で走るハムスターのように、自分だけで完結する人生。

 

待っているのは絶望。

 

 

そうして筆者は婚活を始めた。

 

 

傾向と対策。

自身の改善。

そのために、ブログも始めた。

 

落選すれば、落選理由を問うた。

自尊心なんてものは捨ててしまった。

 

 

しかし、一向に光は見えない。

 

 

結婚できないのは、学歴のせいでも、容姿のせいでもない。

そんなことは自分が一番よくわかっている。

 

 

今となっては、婚活も逃避でしかない。

 

これからも回し車で空転し続ける現実を、心が醜いから結婚できないのだという現実を、受け入れられない。

だから、婚活を続けることで“まだ”できないだけ、と自分に言い聞かせている。



これを自己愛と呼ぶなら返す言葉もない。

自分を守るためにただただ回し車を回し続ける。


 

 

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ついでにもう一つ釈明。

 

今回、容姿を引き合いに出したのは、結婚相談所での1ヶ月の成果を踏まえて、である。

容姿すなわち写真で一次選考を通過しなければ、お見合いができない。

戦う権利すら与えられないのだ。

 

 

男性は、お見合い1回につき1万円の費用がかかる。

(筆者はセット割入会のため5千円。男性にもお得なプランがあるのかは不明。月謝別。)

 

 

どんなに経済的に余裕があったとしても、婚活に月10万円かけるとは想像しがたい。

せいぜいかけたとして、4~5万円だろう。

 

筆者が挑む、好条件の男性は、女性からの申込みは月に二桁に及ぶという。

月20名の応募者がいたとして、お見合いにこぎつけるのは、4~5名。


男性からの申し込み2名が確実とすれば残る席は2〜3。

上位10%に入らなければならない。

 


この上位10%に入るというのが、当面の目標である。