お久しぶりです。あられです。

くだらないことばかり書いて、本題をおざなりにした挙句、この放置っぷり。

お詫び申し上げます。

 

 

もうほとんど忘れかけていますが、、こじらせる男性シリーズ第6弾。

 

 

相手:36歳 メーカー技術職 大阪大学大学院卒

方法:婚活サイト Pairs

場所:代官山T-SITE

 

 

歯科医、建築家、弁護士と専門職が続いたため、サラリーマン。

(専門職くせ強い→サラリーマンつまらない→専門職→サラリーマンのエンドレスループ…)

しかも、親しみやすい旧帝大→メーカー技術職である。

 

M氏の写真の印象は、メーカー技術職とは疑わしいほどチャラい。

長めのパーマヘアに髭。

写真だけで職業を問われたら、筆者は美容師と答える。

 

ちなみに、筆者はチャラい系の技術職は嫌いではない。

全力でチャラい風貌にしたとて、真にチャラいビジネスマンのそれとは比にならない。

技術職の安心感、プライスレス。

 

 

気付くとM氏のいいね数は日に日に増えていく。

筆者に連絡がきた当初は二桁前半だったその数は、お会いする頃には200を優に超えていた。

 

チャラそうな技術職の需要も意外とあるもんだ。

 

 

 

休日の昼下がり、代官山駅で待ち合わせ。

 

現れたM氏は、浅黒く焼けた肌に長髪、ストライプのシャツに半ズボン。

素足にスリッポン、そしてクラッチバッグ。

絵に描いたようなチャラ男さんである。

 

 

しかし、話してみると理系男子を感じる。

これこれ、技術職の安心感。

 

 

M氏はLINEでのやり取りの時点から、筆者のコミュニケーションを高く評価してくれていた。

その印象は対面でも変わりなかったようで。

 

M氏「筆者ちゃん、ほんと話しやすいよね!筆者ちゃんのこと苦手な人いないでしょ?」

筆者「そうですか?Mさんも話しやすいですよー。

 

 

いやいや、筆者のことが嫌いなお方、たぶんいっぱいいますよ。

キラキラした文系女子とか、ふわっとした女子大女子とか。

 

話しやすいのは、あなたが理系男子だからですよ。

 

筆者は、家庭から大学まで、圧倒的に理系男子と過ごした時間が長い。

ゆえに、おのずと理系男子には親しみを覚えられやすく、自身も親しみやすいと思っている。

 

 

 

そして、チャラ男な見た目に反して、M氏のお相手の選び方は堅い。

女性を選ぶうえで、知性もとい学歴はかなり重視しているご様子。

 

M氏「得体が知れない女子大の人と結婚する友達とか信じられないんだけど。」

M氏「いやー学歴大事でしょ。それなりの大学出てる人じゃないと怖いもん。」

 

旧帝大くらいがお好みだそう。

筆者には好都合である。

 

 

お相手には困らないように見えるが、そんなこだわりもあって、未だおひとりなのかもしれない。

 

半ばユーザーを蔑視していたものの、他にすがるものもなくペアーズを始めたという<M氏。

知人に見つかることのないよう、“プライベートモード”で利用しているという。

 

“プライベートモード”を使えば、自分から入札した相手以外にプロフィールを閲覧されることはなく、女性側が検索したとて、ヒットすることはない。

いわば透明人間。

 

 

筆者「えー!もったいなくないですか?自分が見ていないところにブルーオーシャンがあるかもしれないじゃないですか!」

M氏「ないよー。自分から興味持った人じゃないと絶対興味わかないもん。」

 

 

まてよ。

M氏は200を超えるいいね獲得者。

女性からの入札がないとすれば、その数はM氏の入札に対する応札者の数を示す。

 

打率5割と仮定して、M氏は400以上の入札をしていることになる。

 

自分から興味、って興味ある相手多すぎだろ。

 

 

M氏「いいね!は見た目の印象だけでとにかく送りまくってる!で、承認されたなかから、メッセージする人を厳選する。全然いいね返ってこないんだよー笑。」

 

いや、1か月で200以上返ってきたら十分でしょうよ。

 

 

M氏「全然返ってこないから、いっぱいいいね!買っちゃった。いいね!っていくらでも買えるんだよ。」

筆者「何個でいくらくらいなんですか?全然使わなくて最大限余ってるから、むしろ譲りたい笑」

M氏「200で1万円くらいかなー。なんだかんだオプションも全部つけて、すでに5万くらい使っちゃった。こんなにはまる予定じゃなかったんだけどなー笑。」

 

 

 

M氏は婚活アプリに資金を投じすぎてこじらせる男性であった。

 

かけるお金が増えれば増えるほど、見返りに対する期待もどんどん大きくなる。

それが人間の性である。

 

これだけお金をかけたんだから・・・

もっといいのがいるはず・・・

 

 

 

これは、長引くタイプだな、と自分を棚に上げて思う。

 

 

ともあれ、楽しい時間を過ごし、お別れのとき。

 

筆者「Mさん歩きですよね。わたし、電車で帰るので、こちらで!」

M氏「うーん、俺も電車で帰ろっかな。」

 

といって、ホームまで送ってくださった。

 

「また会おう」の社交辞令は嫌いだと断言した筆者に、「また会おう」を添えて。

電車がホームを出るまで見送ってくださった。

 

 

 

それから1か月以上経過したが、成果は出ないご様子。

筆者が暫定1位と言うが、未だ二次面接はない。