筆者、元来クレーマー気質である。
ペアーズに通報しただけでは飽き足らず、ご本人にも苦情をお伝えしていた。
 
「わたし、ア○ウェイには興味ありません」
「だいたい、こんなイケメン風の人が、用もなく筆者と会うなんておかしいと思った」
 
「なにそれ?」
「ア○ウェイ関係なくない?」
 
 
その後もLINEのメッセージが途絶えることはなかった。
 
W氏はどの時点で勧誘のカードを切るつもりなのだろうか。
少しでも、このブログを読んでいただいている方々の参考になればと、様子をうかがうことにした。
 
 
LINEのメッセージはほぼ毎日送られてきた。
食事の誘いもしばしば。3回ほど断った。
ある暑い日、ビールが飲みたかったこともあり、誘いを了承した。
 
新橋で待ち合わせ。
「久しぶりー。」
とW氏。
 
前回会ったのは約2週間前。
勧誘で頻繁に人と会っている人は久しぶりの定義が狭い。
 
 
連れて行かれたのは、新橋らしい居酒屋。
やはり勧誘のコストを抑える算段か。
 
小2時間ほど過ごした。
その間ア○ウェイの気配を感じたのは2回。
 
 
その1。
筆者が近々関西に出張することを話すと、W氏も日曜日に大阪に行くという。
「そうなんだー!旅行?仕事?」
「まぁ、仕事かなー。ちょっとパーティーがあって。」
 
Web情報でア○ウェイがパーティーと称した販促イベントを開催していることは知っていた。
これは、ア○ウェイパーティーに違いない。
 
 
その2。
最近流行りの裏渋谷について。
富ヶ谷、上原界隈の飲食店情報で盛り上がる。
「あの辺住むのいいよねー。本社近いし。」
 
W氏の勤務先の本社は大阪ときいている。
一方、ア○ウェイは渋谷に拠点がある。
ここでいう“本社”はア○ウェイのものと推察できる。
 
 
しかし、これ以上会話のなかにア○ウェイが登場することはなかった。
警戒心の強い相手には出し惜しむのがセオリーか。
 
 
W氏は、自身が強く感動した映画があり、ぜひ筆者にも観てほしいという。
DVDを焼いたつもりだったが、失敗していたそうだ。
 
「今度もってくるね!」
 
継続して会いたい人には本を貸すべし、という常套手段を思い出した。
“また今度”作戦。
何も借りていない故、また会ういわれはないのだが。
 
 
さてはて、いつしっぽを出すのやら。
あまり時間をかけてはいられない。
早く勧誘の切り札を切ってほしいものだ。
 
続編にご期待ください。