もう一つフィードバックを。
昨年pairsを介して知り合った、33歳医師のS氏。
実際に会ったのは2回だが、2ヶ月にわたり密に連絡をとっていた。
ある時を境に、潮がひくように連絡が途絶えた。
このたび、フィードバックをお願いしたところ、回答が得られたのでご紹介したい。
(LINEより抜粋)
筆者「フィードバック希望。忌憚ないご意見をいただきたく。」
M氏「なんか、欠点がなさすぎる笑」
筆者「ん?それわたしの話ですか?」
M氏「うん」
筆者「全体的に欠点なんですけど笑」
M氏「いやいや、だから俺いらなくないか?と思うのよ」
筆者「1人で生きていけそうってやつですか?」
M氏「うん」
いただきました、模範回答!
“一人で生きていける君に僕は必要ない”理論。
この理論を当てはめられたことのある女性は多いのではないだろうか。
TBS系ドラマ「家族のカタチ」劇中、上野樹里から水原希子扮する新入社員に向けられた、
「あなた一人で生きていけないでしょ。いまどき結婚しか選択肢がないなんて可哀そう。」
というセリフからもこの理論が広く認知されていることがうかがえる。
今回はこの理論について、改めて考察する。
筆者は“一人で生きていける女”らしい。
では反対に、“一人で生きていけない”のは、どのような女性だろうか。
住むところがない?
それとも、職がない?
確かに住所不定無職であれば、1人で生きていくのは困難だろう。
しかし、住むところと職、健康な身体があれば、大抵の人は生きていけるはずである。
S氏はこうも言っている。
「俺なんてどーしよーもない人間だからさぁ、筆者とは合わないかもな、と」
矛盾している。
どうしようもない貴方が、どうして一人で生きられない女性を支えられるだろうか?
そう、“一人で生きていけない女性”は男性が創り出した虚構なのである。
彼らは、自分よりも弱い存在を創り出し、そしてその存在に自分が不可欠であると意識することで、自身の存在意義を確認する。
どうしようもない自分よりも下等な人間が存在する
そしてその下等な人間は、自分なしには生きていけない
彼らは、女性を支えているのではない。
空虚な妄想によって、自身の自尊心を支えているのだ。
“一人で生きていけない女性”の手を放したところで倒れはしない。
“一人で生きていけそうな女”の通勤服:
チェスターコート(BIANCA EPOCA)、千鳥格子ジャケット(United Arrows Tokyo)、パンツ(Tomorrowland)、タートルカットソー(Galerie Vie)、バッグ(Chloe)