―会合の人数―

お見合いあるいは婚活サイトを利用した場合には、当事者同士、1対1で会うのが通例である。

紹介という形式をとった場合、仲介者を含め3人あるいは4人となる。

その程度の人数となると、自ずとそれは一つの集団になり、それぞれに役割が与えられる。

集団において、その人がどのような役割を担い、どのような振る舞いをするのかということを把握することができる。

そして、何より…間がもつ。




相手: 30歳 大手設計事務所勤務 東京大学大学院卒

方法: 同僚の紹介

場所: ラム料理専門店

衣装: 花柄ワンピース(zara)、ベージュブーツ(via bus stopのセレクト)、コート(johanna ho)、ファーティペット(tommorowland)、バッグ(miu miu)



記念すべき一人目は、同僚にご紹介いただいた、大学同期生。

同僚とその彼、彼のルームメイトであるN氏、筆者の4名で食事をするという企画であった。

まったく知らない人だと思って望んだが、聞けば、筆者が学生時代に親しくしていた友人と仲が良く、当時飲み会で顔を合わせたこともあったようだ。

友達の友達は、友達の友達。世間は狭い。

そんな親近感もあり、食事は大いに盛り上がった。


冒頭に示した、会合の人数に関する考察。


4人の中で会話をリードするのは、同僚の彼。

帰国子女らしく軽妙なトークを展開する。話題はルームシェアや共通の知人について。

楽しそうに話に聞き入る彼女、我が同僚。筆者も一生懸命ついていく。


N氏はヒートアップする彼に、時おり適切なツッコミあるいは解説を加える。

3人でルームシェアをしているそうで、残る一人もなかなかキャラの濃い人間らしい。

主張が強い2人の間でバランスを保つ、賢く冷静なN氏が想像された。


4人ではなく2人で会った場合、おそらくこのような考察はできなかっただろう。

やはり、3人以上の会合は、お相手の人となりを知るに有効な手段といえよう。


ともあれ、ワインとラム料理が美味しかった。

男性2人が訪れたことのある店として選定されたが、とても素敵なお店で感銘を受けた。


2軒目はN氏が一人で訪れるというバーでウィスキーをいただいた。

男性二人はウィスキーに明るいようで、初めて聞く言葉ばかりだった。


ところが、やがて肝心のN氏は…寝落ち。爆睡していた。

どんだけ興味ないんだよ!とツッコみたい衝動に駆られるも、まぁ仕方ない。

初めから期待は薄かったので、良しとしよう。


貴重な機会を与えてくれた同僚に感謝!


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