改ざん確認、佐賀被告「ちくしょう」と涙…証言 | ジジイのブログ

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 大阪地検特捜部の証拠品改ざん事件を巡り犯人隠避罪に問われた元部長・大坪弘道(58)、元副部長・佐賀元明(50)両被告の第4回公判が27日、大阪地裁であった。

 前田恒彦元検事(44)(実刑確定)から最初にフロッピーディスク(FD)のデータ改ざんを明かされ、約半年後に佐賀被告に報告したとされる国井弘樹検事(36)(現・法務総合研究所教官)が証人出廷。報告時の様子について「『前田さんは確実に(改ざんを)やっています』と伝えた。佐賀被告はがっかりしていた」と証言した。


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国井検事は改ざんに関する上司への報告が遅れたとして減給処分を受けた。

 証人尋問で国井検事は、改ざんを長期間秘密にしていた理由を「犯罪にあたる重大な行為に驚き、怖くなった。深入りしたくなかった」と説明。後に明かした動機について、昨年1月、厚生労働省元局長の公判で改ざん前のFDの内容が問題になり、「弁護側が改ざんに気づく可能性がある。検察にとって最悪の事態になると考え、対応しようとした」と述べた。

 さらに、佐賀被告が前田元検事に電話で改ざんを確認したとする昨年1月30日の経緯に言及。前田元検事と話した後、「佐賀被告は『ちくしょう』とどなり、涙をこぼした。『前田と一緒に責任を取ってやめる』と言っていた」と述べた。

 検察側は、国井検事が両被告から地検首脳への虚偽報告に立ち会ったとし、もみ消しの経緯を知る「キーマン」に位置づけている。

 国井検事の証人尋問は、10月中旬まで計4日間行われる。