老人ネタで泣かせて、笑わせて、大成功をおさめて感動させるストーリーではなかろうかと思って見たら期待通りだった。
予定調和であっても表情豊かな主人公と名脇役達が文字通り脇を支えているから安心して見ていられた。
しかし、中堅所と思っていた方々が最早老人役者になっていたとは、平成になって28年も暮れようとしているのだなぁ(しみじみ)。
あえて難癖を付けさせてもらえれば、あれだけ芸達者な役者達をもっと活用出来なかったのか、後から入って来た団員を活用出来なかったのか特にセックスソルジャーズ、風景で時間経過を表現している場合ではあるまい。
そして一番不満なのは出ている学校の先生が「デモシカ教師」であると云う事だ。授業そっちのけで趣味の音楽にうつつをヌかしたり、生徒をほったらかしにしてパティシエ目指して留学って、こいつら何しに教師になったのか。
せめて楽団を指揮し老人達と付き合うようになって、生徒たちとのコミュニケーションが上手くなったとか、主人公の成長があってしかるべきでは無かろうかと思った次第ではあるが、恐らく原作小説には描かれているのであろうと夢想する。
面白いストーリーだし、これからの高齢化社会に合致してるし、上手くいけばハリウッドが映画化権を買い取ってリメイクするかも。少なくとも韓国は作るだろう。でもタイトルの「オケ」と「ボケ」の懸詞はどうするのだろうか。