ぎんぎつね 11巻 読了
イメージ 1落合さより/著 集英社/刊 20141124第1刷600円 ヤングジャンプ コミックス・ウルトラ
 一年近く畳みと布団の上ではなく、板間でウレタンマットを敷いて寝ている。医者とか骨接ぎには行っていなかったが、数年来肩甲骨の間の背骨に違和感を感じていた。その違和感が無くなった。おそらく硬い所に寝ているからだろう。ただ冬だから寒い。昨夜ウレタンマットを二重に敷いたら久しぶりに熟睡できたような気がする。
 さて「ぎんぎつね」。主人公とおぼしき神社の娘「まこと」の父母の出会いを描く過去話。タイトル通り「ぎんぎつね」であるとこところの稲荷神社の伸使「銀太郎」が主人公であるならば、移ろいゆく季節とともに、神社でおきた数十世代に渡る人々の交々を思い出すこともあるでせう。
 本来であれば外伝的意味合いが強いはずなのですが、ここまで事細かに描くと云う事は、ネタに詰ったのかな? まあ「まこと」は母方の実家に住んでいるわけで、父方の実家が造り酒屋であり、また「まこと」や同居人が将来の職業として神職があるいじょう、酒屋とか神職を得るまでの取材は必要。取材をすれば描きたくなるのは必定。そんあわけで、視点を変えてロケハンと演出に着目して読むととても楽しめます。
 内容紹介:まことの父、達夫と亡き母の由子。二人の出会いは、達夫の一目惚れから始まりました。義友の後押しもあり、少しずつ繋がっていく二人の心。そして由子にとっても、達夫は特別な存在になっていき──。まことの知らない、父と母が大切に紡いだ時間が、穏やかに描かれます。(アマゾンより引用)
(ウルトラジャンプ掲載)