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日本のうた 第1集
イメージ 1~明治・大正 1868-1926~ 野ばら社/刊 19980601初版1200円
 昨日の「プ~ねこ5巻」に影響されて、早速図書館へ行って昔の歌を調べてみました。ユーチューブや国立国会図書館の音声アーカイブを聞いたり、図書館のCDを聞くのも良いのですが、一先ず歌詞集に中ってみました。野ばら社の「日本のうた」はメロディの楽譜も掲載されていて便利。小さなキーボードでもあれば直ぐ弾けますね。
 「書生節」ありました。明治7年(1874)「正調ヨサコイ」とカッコ書きされています
。でも書生節にダイナマイトどんの歌詞はありませんでした。
 「コクリミンプク ゾウシンシテ ミンリョク キュウヨウセヨ もしも わからなきゃ ダイナマイト どん」。タイトルは「ダイナマイトどん」明治20年(1887)と書かれています。「国利民福増進して民力休養せ」と云うのが当時の自由党のキャッチフレーズだったんだとか。
 唱歌や軍歌系も多数書かれています。唱歌のメロディーは今も歌われるだけあって、やはり詩も曲も良いですね。今カバーしても良さそうな曲で「増税節」。今風にアレンジすれば充分現代も通用するのではなかろうか。歌に社会風刺を乗せて歌った「~節」は云わば我々の元の“ラップ”と云うべきしろものではないでせうか。温故知新、日本語に似合わない本来子音を中心としたラップよりも、日本語の語感を生かせる節の方が口ずさみ安いと思うんですけどね。結局ラップをやっているような方々は曲をやりたいのではなく、ラップに代表される“ライフスタイル”を真似したいのでせう。