ヤマザキマリのアジアで花咲け!なでしこたち 2巻 読了
イメージ 1ヤマザキマリ&NHK取材班/著 20131220初版1000円 メディアファクトリーのコミックエッセイ
 TVアニメ「ダンボール戦機ウォーズ」最終話俺たちの未来へ視聴。途中参戦で視聴を始めたが、1年間を通して放送すれば準レギュラーのクラスメイトが描かれる事によりストーリーに厚みが出たのではなかろうかと思うと少々残念。
 イタリアでも上映された「テルマエ・ロマエ」の原作漫画家ヤマザキマリがNHKの番組を持っていただなんて本書を手に取るまで知りませんでした。しかも2巻目から読み始め。何時放送していたのだろうか。本書は番組「をもとに、番組内で使用した原稿に、大幅な描き下ろしなどを加えたものです。」との事です。
 まあマンガもあるけど、読み物として取材日誌的に楽しめるのではないでせうか。もともと著者ヤマザキマリ自身が世界中を旅してあるいているし、旅マンガが本業ではなかろうかと思うほど描いていますしね。そこにNHKが加われば鬼に金棒的ではないでせうか。
 内容的にはヤマザキマリが旅をして行くのではなく、東南アジアで活躍している日本人を取材に行く態をなしています。最近多いよね、この手の番組。それだけ海外で活躍する日本人が増えていると云う事だから喜ばしいし、国内で安穏と生活している拙者からしてみれば幾ばくかの寄付なりともしたいとすら思ってしまいます。
 2巻の始まりはタイでコスプレ雑誌を創刊した腐女子の話。リアル「アウトブレイク・カンパニー」ぢゃん。しかも此方は背景に国なんて関係していないし、自力で切り開いた文字通りのパイオニア。他にベトナム、フィリピン、インドネシアと何処も70年前に日本帝国陸海軍が進駐した国ばかりですね。一見遠い国の様に見えますが、意外と色々な意味で近い国なのかもしれません。
 本書は情報的には少々薄いかもしれませんが、ビジュアル的には充実していて、写真もマンガも大半がカラーだし、千円なのにオリジナルにあたるTVバングも知らないのに充分楽しめました。1巻も手にとってみよう。
 内容紹介:17歳でイタリアへ渡り、シリア、ポルトガル、シカゴ、イタリアと世界を渡り歩くヤマザキマリさん。 酸いも甘いも噛み分けた元祖「なでしこ」である彼女が、日本を飛び出してアジアで働く女性たちを現地取材しました。 タイ・ベトナム・フィリピン・インドネシア……一筋縄ではいかない海外での仕事模様、それでも困難に負けず不屈の精神で奮闘する日本人女性のたくましい姿を漫画で渾身レポートします。 NHK BSで大好評を博した人気ドキュメンタリー『アジアで花咲け! なでしこたち』に、描き下ろし漫画、文章・写真をふんだんに盛り込んだ待望の書籍化第2弾です。
 出版社からのコメント:●シリーズ累計900万部突破! 『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリによる、コミックエッセイ最新作! ●アジアに自分の居場所を見つけ、奮闘する日本人女性たちの姿に勇気と元気が出る一冊 ●ハードな取材現場の裏話を描いたイラストや取り下ろし写真、著者インタビューや描き下ろし漫画も収録
 内容(「BOOK」データベースより):17歳でイタリアへ渡り、シリア、ポルトガル、シカゴ、再びイタリアと世界を渡り歩くヤマザキマリ。酸いも甘いも噛み分けた元祖「なでしこ」である彼女が、日本を飛び出してアジアで働く女性たちを現地取材。一筋縄ではいかない海外での仕事模様、それでも困難に負けず不屈の精神で奮闘する日本人女性のたくましい姿をルポ。NHK BS‐1の人気ドキュメンタリー書籍化第2弾!
 著者について:ヤマザキマリ● 東京都出身、シカゴ在住。17歳の頃画家を目指してイタリアへ留学。その後、シリア、ポルトガル、シカゴを転々の移りすみながら、漫画を描く生活を送る。古代ローマを舞台にした大爆笑お風呂漫画『テルマエ・ロマエ』はシリーズ累計900万部を記録。同作でマンガ大賞2010受賞、第14回手塚治虫文化賞短編賞受賞。映画も大ヒットを記録した。講談社『Kiss』にてスティーブ・ジョブズの物語を絶賛連載中。
 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) ヤマザキ/マリ:1967年東京都出身。17歳の頃、絵の勉強のためイタリア・フィレンツェで海外生活を送り、貧困生活ゆえに入賞金目当てでマンガを描き始める。その後、中東、ポルトガル、シカゴで生活し、再度イタリアへ拠点を移す。『テルマエ・ロマエ』(エンターブレイン)でマンガ大賞2010、および第14回手塚治虫文化賞短編賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)(アマゾンより引用)
manga