遠いうねり 読了
イメージ 1~グイン・サーガ127~ 栗本薫/著 早川書房/刊 20090615発行580円 JA957
 本日は2009年冬コミ77の初日でした。開場は10時だったんですけど、何を考えていたのか11時と勘違いしていまして、家でゆっくりとくつろいでいました。くつろいでいた時間で充分間に合ったのに。まあ、初日でもあり、女性向けが主ということもあり、目を血走らせて買いに行くようなものもなく、ただイの一番に前夏に販売停止を喰らった“希有馬屋”のフィギュア三体を入手してしまったお陰で手荷物が増えて邪魔だったのが誤算であったと云う事でしょうか。でも初日だから他にあまり買うものも無く、会場も歩き易き(比較の問題ですが)状態でウロウロ回遊が出来たのでのは良かったと考えています。白人系の一般参加者を今までより多数目にするようになりました。東洋人は会話してくれないと判別できないし、少々訛っている程度では日本国籍の地方人の方がよっぽど外国人に見えてしまいます。黒人や中東系は目にしませんが。企業スペースで三箇所以上の紙袋をぶら下げて闊歩している人を我々は“エース”(撃墜三機以上でエースの称号が由来)と呼んでいるんですけど、白人男性でエースの人々が何人か見かけました。白人だから外国人とは限らないんですけどね。企業スペースは資本が無くとも無料体験版や無料配布ポスターとか冊子を入手できるので楽しめます。無料でミニコンサートがあったり、トークショーもあったりと流石企業だけのことはありますが、魅力がありすぎて開場から閉会まで企業ブースに居っぱなしのツワモノ達も多数存在し、歩くだけで疲れます。人気のある無料プレゼントだと地上にまで行列が届きさらに西館地上外周を巡っていたりして、いやはやなんとも。
 そんなこんなで、かなり余裕のある“お買い物”をしてきた行き帰りの電車でグイン・サーガを読みました。
 パロにやって来たイシュトヴァーンはフロリーとヨナの後を追をうとする。当のヨナはスカールと共にミロク教の中心都市ヤガに到着するが、ミロク教団の変貌ぶりに驚くのだった。そしてグインの治めるケイロニアの首都サイロンは“七人の魔導師”が闘う戦場と化していた。
 外伝1巻がやっと本編とリンクしました。懐かしいというか、20年以上も前なんでもう憶えていないや。かすかな記憶の中にイシュトヴァーンが誰かと寝所を共にしている描写があったと思うんですけど、外伝を発掘してもう一度目を通してみましょう。いや、本屋で立ち読みした方が早いかな。図書館はアニメ化の影響で貸出中だったり予約中だったり。
 ヨナとスカールとミロク教団がこの後グインとどう関わっていくのか、愉しみなんですけど、あの世でも執筆してるのかなぁ。
 書籍紹介: ゴーラ王イシュトヴァーンは、わずかな兵を率いてクリスタルを訪れ、リンダに結婚を迫った。リンダは、すでにアル・ディーンとの婚約が成立しているとしてイシュトヴァーンの要求を退けるが、彼はしばらくクリスタルに滞在することになる。さらにイシュトヴァーンは、フロリーとその息子の居場所をヴァレリウスから聞き出そうとする。ヴァレリウスは密かに対応策を講じるのだが、そこへケイロニアから火急の知らせが入る。(カバー裏表紙より引用)