イメージ 1六塚光/著 角川書店/刊 20090101初版571円 角川スニーカー文庫
 デビュー作「タマラセ」シリーズ、そして「レンズと悪魔」シリーズに続いての第三弾、「ムゲンのセンカ」シリーズ開始です。敵は己自身、を文字通り行く展開と、著者あとがきにもある少年を取り囲む少女達のハーレム状態。まあハーレムになるのは男女向け共に定番となっているわけで、ありえないからこそ愉しみたいと云う願望そのものの発露であるからこそ、ゲームにマンガに小説に飽きもせず繰り返し同じモチーフが使われているのでしょう。
 別次元を行き来するには次元の河を渡らねばならない、という設定を何処かで読んだ気がします。いったい何で読んだのか、ちょっと気になってしょうがいなですね。
 未完結のレンズと悪魔共々今後の展開が楽しみです。