イメージ 1細野不二彦/著 小学館/刊 20081231初版514円 ビックコミックス
 闇と謎と美貌に包まれた仮面の女子アナ・天宮詩織。正体不明のフリー・アナウンサーがテレビ界の大舞台、ゴールデンタイムに昇りつめた。バラエティの壁に苦戦する彼女と視聴率低迷により存続が危ぶまれる長寿番組にもうひとつの闇が近づく。電波の城に今宵、嵐が吹き荒れる!!(裏表紙紹介文より引用)
 テレビ局という色々な人が様々な目的で集合離散を繰り返し、華やかなTVモニターの裏側では物語以上の人間ドラマが展開されていた。7巻目は一冊に纏まって目を通すと、緊張感溢れるとても面白いドラマになっていますね。無論単発ではないので、6巻までの積み重ねの上にこそ成り立っているわけですが、それでもまるで映画を見ているように、アリエネエだろうというシチュエーションも含めて良い意味で読者を裏切る展開が心地よいです。シナリオを充分に練って演出していると考えられます。いやはや、今後の展開が楽しみです。