イメージ 1松江名俊/著 小学館/刊 20081123初版400円 少年サンデーコミックス
 殺人拳を継承するYOMIの弟子ティラーウィットのムエタイに負ける白浜兼一。植えつけられた恐怖心を克服するため、武器の師匠香坂しぐれに導かれ実戦の中に身をおくのであった。
 知識であれ技術であれ何事の習得は、本人の学ぼうという自覚なしにはなしえない行為なんですが、知恵ばかりは己自身で磨かない限り輝かないものではなかろうかと思います。
 具体的に「知恵」ってなんじゃらほいと問われると、「知識」や「技術」をどう生かすかって事ではないでしょうか。偏差値の高い大学を出てきましたといって社会で成功するわけはありませんし、高度なライセンスを習得しても職業に生かせない人々がいます。知識や技術があっても知恵が無いといかいいようがありません。逆に知恵があれば知識や技術は必要にかられ習得が可能です。 手っ取り早く学ぶ為には良き師匠やアドバイザーに就くのが壱番です。例えば偏差値の高い大学というのは良き師匠&良き先輩&共に切磋琢磨しあえる良き友に出会う「確立が高い」と云う事ですが、出会えるかどうかははっきり云って「運」としか云いようがありません。運が良ければ偏差値の高い学校に行かなくても出会えます。
 知恵も運も持って生まれたモノが大半で星の巡りとしか云いようが無い点が多々ありますが、自覚さえあれば努力で輝きを増すことは可能です。
 少年マンガの主人公には良き師匠良き友に恵まれますが、何も知らない徒手空拳の主人公自身には素直な性根と高いモラルがあってこそ、そういった人々に出会い目をかけてもらえるのではないかと思います。