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 これぞ本来のゲド戦記の世界観。ローマ帝国が撤退し、よく言えば自主独立、悪く言えば無法地帯に陥り部族間の戦国時代となったイギリスを舞台に、アイルランドの王女とイギリスの英雄の悲恋の物語。英語圏では有名な昔話でも日本には馴染みが無いせいか試写会にもかかわらず空きが目立ちました。この時代から少し下るとヴィンランド・サガのヴァイキングの時代になるのでしょう。
 広告のアオリ文句はロミオとジュリエットの原典ですが、どちらかというとランスロットとグネビアという感じです。昔話によくあるように、ツッコミ所満載。ブッチャケ王女のわがままに付き合って国が滅びました、ってことじゃないですか?トリスタン育てた人の良いマーク王が漁夫の利を得たというか、悪いことをすればそいいう結果が、良いことをすればそういう結果になりますという因果応報の話でしたね。マーク王役のルーファス・シーウェルが「ロック・ユー」で主人公のライバル役の傭兵隊長ブラックナイトと打って変わって善人然としています。イギリスの舞台出身と聞いていますが、イギリスの舞台俳優は皆うまいなぁ。まあ上手い人がハリウッドに引っ張られるんでしょうけど。
 製作総指揮がリドリー・スコットだけあって衣装からなにから大道具・小道具全てが見ごたえがあってよいですな。カメラワークも演出も安定しているし。是非とも日本のチャンバラ映画も撮ってもらいたいものです。

 以下yahooより引用
解説: ワーグナーの傑作オペラやシェイクスピアの戯曲の基にもなった悲恋の物語を映画化。暗黒時代のイギリスを舞台に、禁断の恋に落ちた男女、トリスタンとイゾルデの悲劇が描かれる。監督は『モンテ・クリスト伯』のケヴィン・レイノルズ。主人公トリスタンを『スパイダーマン』シリーズのジェームズ・フランコが、イゾルデを『サンダーバード』のソフィア・マイルズが演じる。胸を打つロマンティックなストーリーと歴史劇のスペクタクル感が魅力。
ストーリー: コーンウォールの領主マーク(ルーファス・シーウェル)に育てられた騎士トリスタン(ジェームズ・フランコ)は戦闘の末重傷を負い、敵国アイルランドに流れ着く。アイルランド王の娘イゾルデ(ソフィア・マイルズ)から献身的な介護を受けたトリスタンは、やがて彼女と恋に落ちるが、イゾルデはマークと政略結婚することになってしまう……。(シネマトゥデイ)
製作年度 2006年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 125分
監督 ケヴィン・レイノルズ
製作総指揮 フランク・ヒュブナー 、ジム・レムリー 、リドリー・スコット 、トニー・スコット 、マシュー・スティルマン
原作 -
脚本 ディーン・ジョーガリス
音楽 アン・ダッドリー
出演もしくは声の出演 ジェームズ・フランコ 、ソフィア・マイルズ 、ルーファス・シーウェル 、デヴィッド・オハラ 、マーク・ストロング (allcinema ONLINE)