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 涙あり笑いあり、何よりもうどんが食べたくなるいい映画でした。

 言いたいことは上記の一行だけなんですけど、それではちょっと寂しいので少し無駄話をしましょう。派手なアクションや見せ場がない、佳作なわけですが、そこがまた親子の絆を縦軸に、良い人情話になっています。さらにストーリーが単調ではなく、ちゃんとどんでん返しがあるのが良いですね。詳しく解説するとネタばれになってしまうので、劇場で確認して欲しいと思いますが、主人公もまた子供の頃からの夢を掴んだんだとだけ書いておきましょう。
 しかし冒頭からのナレーションはどうもいただけないですねぇ。ナレーションそのものは良いのですが、何故先のストーリー展開をバラしていくのでしょうか。確かにわかり易いと思いますが、でも先が読めないから、客の期待を良い意味で外すのが脚本家の腕も見せ所ではないのですか。思わせぶりなナレーションはうざったい以上に物語の雰囲気を壊してしているような気がしました。
 このナレーションさえ無ければ諸手をあげて傑作を連呼していました。善人しか出てこないし、メッセージが何かあるわけではなりませんが、仕事帰りに肩の力を抜いて見たり、デートのついでに見たりするにはとても良い映画でした。
 
 以下yahooより引用
解説: 「踊る大捜査線」シリーズの名コンビ、亀山千広プロデューサーと本広克行監督が再びタッグを組み、うどんを愛する人々の心の交流を描いたエンターテインメント作。ユースケ・サンタマリアがうどんとの出会いによって人生を取り戻していく主人公にふんし、共演者には小西真奈美、トータス松本、小日向文世、鈴木京香ら個性豊かな面々が集結した。“うどん”という日本独自の食文化を通し、日本の魅力が存分に表現されている。
ストーリー: 成功を夢見てN.Y.に渡米していた松井香助(ユースケ・サンタマリア)は、挫折したことにより故郷の田舎町に戻ってきた。借金を背負い人生のどん底にいた香助の前に、地元の雑誌社で働く編集者の恭子(小西真奈美)が現れる。香助は恭子や地元の人々と触れ合ううちに地元の名産品である“うどん”の魅力に目覚め始める。(シネマトゥデイ)
製作年度 2006年
製作国・地域 日本
上映時間 134分
監督 本広克行
製作総指揮 -
原作 -
脚本 戸田山雅司
音楽 渡辺俊幸
出演もしくは声の出演 ユースケ・サンタマリア 、小西真奈美 、トータス松本 、鈴木京香 、升毅

 上映時間が134分もあったんだ。間が伸びていないのに話が終わらないなぁと思っていたら全体の時間が長かったってことですな。