この本が出たとき、前嶋重機の表紙イラストが気になっていました。
第四回スーパーダッシュ小説新人賞・大賞受賞作と大々的に銘打ってこのイラストですから、新刊として並んだ時点でシリーズ化を目指しているのが目に見えてましたので、新刊で買わなくともいいや(理由①売れるから新古書が入手しやすくなる②シリーズになるのがわかっているのに初めから読んで続刊発売にヤキモキする)と思っていました。案の定人気はでるし、シリーズは続くしで古本屋にも並び始めたので1巻目を買ってしまいました。
ライトノベルの典型はキャラクター設定が明確で、役割以外の言動を取らないことだと思います。逆に言えば世界観とキャラクターの設定が上手くできれば、半分終ったようなものだとは少々乱暴でしょうか。
戦う司書と恋する爆弾は普通司書とは争いとかとは正反対のイメージがあります。そして恋する爆弾。いったい何のことだろうとタイトルを見ただけではわからないけど、何かありそうなイメージを醸し出してしまいます。
物語中の「本」とは我々のイメージする図書とは異なります。この世界創生の謎解きすら行われるとしたら読み応えあるのですが。
やっぱり続刊が読みたくなりました。