田口翔は阿武町から持ち逃げしたお金を使っていませんでした。

 

決済代行会社から返還されたことについて、専門家は次のように述べました。

 

ITジャーナリスト 三上洋さん 「決済代行会社にお金があったということです。

 

容疑者自らが出金して、阿武町の口座に入れたのではないか。

 

警察に預けられていたスマホ等を使って、容疑者が実際に決済代行会社にログインして、残ったお金を戻すという操作をしたのではと推測しています」

 

つまり、田口容疑者はオンラインカジノに全額使ったわけではなく、決済代行会社にお金を残していた可能性があるというのです。

 

三上洋さん 「(決済代行会社の)口座に分散させて置いておくことで、後々自分のものにしようとした可能性があります。マネーロンダリング、資金洗浄の方法として、決済代行会社やネットカジノを悪用したのかもしれません」  

 

海外送金事情に詳しい、みずほ中央法律事務所・三平弁護士も「代行業者が町に返還することは現実的ではなく、田口容疑者が委任状を書くなど、手続きを行った可能性がある」と指摘しています。