ショックを受けましたね。

感動ではなく、悲しみでなく、ほっとするでなく。


劇場で、しばし茫然でもなく、ホント、ショックとしか言いようがない。


キャンパスでの探り探りの淡いやり取りと、ささやかな、かすっている程度の共通点のやり取り、リアルさがあるラブ・ストーリーだなあ、とひたすら美しいラブ・ストーリーとして、ポップで、キュートで映像美を見せるのか、それとも、成就しなかった綺麗な思い出になるのか、とうっすら予想しながら、食入りました。


辛い体験を、何故かトラウマと呼んだりする。本来的には、確かに辛い体験から来るが、語ることが出来ない状態。体験の否定。

萩原利久演じる小西徹、河合優美演じる桜田花が美しく描かれているが、はじめから、語り得ないものを抱えていることが描かれているが、本人たちもそれを避けていることの重大さを軽く扱おうとしている、ちょっとこんなことがあったんですよ、つい先日、かなり前なんですが的な感じ。


見終えて、しばし茫然。吐き出されること無く濃さを増した行き場のなかった感情の発露が小西君と桜田さんを揺さぶり、と。


ポスターの青を基調としたポップさと、映像のやはり青味がかっている綺麗さ、ストーリーテリングの劇的さ、萩原利久さんの生来の明るさとが相まって、深みのある、世紀の傑作ですね。


萩原利久さんは八木勇征さんと、ドラマ、劇場版「美しい彼(特にドラマ版シーズン1)」と言う超傑作も世に送り出している。凄まじい才能。


※ 大傑作、としか言いようがない