磯田光一の「思想としての東京」がある。
東京大学は、官僚の養成が目的は自明だが、当時の対中、対ロシア戦争を控え、相手を知る必要があり、東京大学、早稲田大学はイギリスを、東京外国語大学はロシアを研究するのが盛んとなる。来るべき戦争に備えていた訳です。京都大学は中国を盛んに研究し、統治に役立てていこうとしていました。
軍事的に限らず、相手を知るは大切な事の筈ですが。
誰もが分かるレベルで、中華人民共和国の大躍進、韓国の復調を分析したものを知らない。なぜ調べないのか?
経済成長は最早いらない(資本主義の黄昏)、経済大国としての慢心(日本が負ける訳がない)、
そもそも興味がない(!)
辺りが、答えでしょうか?
それにしても、今から思い返せば、明治維新は、革命か?革命ならば不徹底だ、終戦の8月は実は革命だった、と体制を変えることに無我夢中だったのが昔日の感があり、脱亜入欧ならば燃え、アジア回帰ならば興味がないのかもしれませんね。興味がない、と知らないは違いますが。
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らーめんTETSU