スティーブン・キングを読んでみる。
読む前に、映像化されたものを見てしまうと、わざわざ読む必要を感じなかったりしますが、「シャイニング」に無性に惹かれて読んでみる。何度の中途挫折か。
読んでみると、何時も同じ感想を持つ、「怖くはない」
スタンリー・キューブリック監督の「シャイニング」、取り憑かれ、狂気へ、ジャック・ニコルソンの迫真の演技。映像美。
キューブリック監督ならば、「時計じかけのオレンジ」に惹かれるが。
「シャイニング」に続き、キングの「It」を読んでみた。やはり、感想は同じ。「怖くはない」。江戸川乱歩が、奇妙な味、とした作品がある。アナザーワールドと言うのか、そちらか?アメリカに住んでいると、分かるのかもしれないが。自分と言うものの中にある得体のしれないものが、他人と言う形をとって見えてしまった時の驚愕か。吉本隆明。
谷崎潤一郎が、エロくはない、と同じように、キングは、怖くはない。
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