ニューミュージック、テクノポップ、アイドル、アーティスト路線、シティポップ、ユーロビート、と進化していったはずの日本の音楽は、何故か秋元康的な素人路線、バンドの粗いテイストなもの、後に小室哲哉プロデュース、と続き、進化とはならず最近まで息の根を止められていたような。
音楽に限らず、認めたくはないが、絶頂を過ぎたのでは、と言う問いは、言い出せなかったのでは。今年こんな感じだったし、一昨年は、と思い出し、山ほどの、消化しきれぬ名曲を、過去の曲にし、新曲を待ちどうしにしていた時代の終わり。日本の衰退と重なる。
主観、誠に主観だが、1985年から何やら薄くなり、緩くなり、1986年が不作、1987年から復調、平成になり、ビッグヒットはありながら、スマッシュヒットの中身が粒ぞろいとは言い難くなり、1990年代後半からは、歌番組が壊滅状態になり、最近まで続く、と言ったのが、印象か。
WHAM!、ボン・ジョヴィ、カイリー・ミノーグをカバーしたり、洋風テイストは、大切な要素だった80年代。
それが、ボビー・ブラウン,ベビー・フェイス辺りが出た時に、何かにぶつかった気がしましたね。最近ではK-POP。アーティストは、かなりの時間、違和感やら、齟齬を解消するのに使った印象。
ダンスミュージックは、ZOOが半ばで頓挫し、K-POPの有り様からEXILE、ランペイジ、ジャニーズによりここ数年やっと、咀嚼出来る可能性が見えたような。K-POPによる翻訳で、やっと日本に可能性が見えたような。K-POPの受容も日韓の歴史の成り行きから、かなりの時間がかかった印象。クラブミュージック辺りは、ハードルが低いはずだが、あまり需要がないような。
全く別物が、オリジナリティなんですがね。AOR(ボビー・コールドウェル、ボブ・スキャッグスetc)は山下達郎、ブルース・スプリングスティーンは佐野元春、エリック・クラプトンは柳ジョージ、ボブ・ディランは吉田拓郎、あいみょん、クール&ザ・ギャングはTRF、ブリットポップは小沢健二、R・E・Mはゆず、ホイットニー・ヒューストンはMISIA、ニール・ヤングは初期の井上陽水、デビッド・ボウイは沢田研二、YMOはTMN、EARTH WIND FIREはシャ乱Q、K-POPアイドルはSixTONES、Snow Man、と言う風に、元の匂いがしたりする、のでは、少なくても一時的、初期には。
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