いつしか、高校までは、いやっ、大学までもが、通過点だった。良い就職先が約束している待遇を得る為の。なるべく高い得点を獲得しておかないと、世界企業には入れない、と仕組み。


バブル崩壊し、しばらくは保守反動。


改めて、一流企業に入るのは、狭き門だと分かる、日本企業が世界企業とは思えない自体が、所謂リストラ、人員整理につぐ人員整理。更に気づけば、世界企業たるはいつの間にか自動車産業だけ、しかも上位となればTOYOTAのみ。元気はなく、世界の時流に乗れなかった。企業に資源を集中させていたのに、企業中心国家にしていたのに。

学校を出、それまでがリセットされ、或いは、企業に入り、それまでがリセットされ、と、濾過器があったが、出自を無くす力は無い。出自も、学校も、通過点ではなくなった。過程にすぎない、とはならなくなった。


※本文とは関係ありません


新宿歩行者天国