かつて、80年代に、アメリカ合衆国はインフレーションから抜け出るべく、小さな政府を目指す。所謂レーガノミクス。インフレーションと不況に喘いだ70年代アメリカ。ロナルド・レーガン大統領による後に新保守主義革命と呼ばれる政策を敢行。

寛容、リベラルの限界から、保守回帰と呼ばれた。


カルチャー的には「タクシードライバー」「真夜中のカウボーイ」から「ロッキー」「大草原の小さな家」へと言ったところか。

ハリウッド映画は、反体制・反逆・リアリズムが基調となっていた社会派映画が流行らなくなり、「ロッキー」「ターミネーター」「インディージョーンズ」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」。全世界で、誰もが楽しめる、エンターテインメントへ。金がかかっていたし、実際流行る。

日本映画は、宮尾登美子原作の情熱とエロス溢れる傑作やらがあったが、ハリウッド映画の資本にものを言わせたスペクタクル映画とは一線を画す。


ハリウッド映画=豪華、面白い

日本映画=深刻、リアリズム


と言った図式か。

振り返れば、シルベスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の、スティーブン・スピルバーグ監督作品が図抜けていて、すべてのハリウッド映画がスペクタクルではなかったが、ド派手なアクションやらスピルバーグ調と呼べる天才的な撮影が、日本映画を何やらつまらないと見えさせた。あれが本道ならば、日本映画は映画ではないなあと。



You Tubeと言うターミネーターがある。コンテンツはなかなかのものがある。素人ではない、が沢山。充実。短い時間で、サクサクとした作りが良い。音楽も。

テレビ・ラジオが一方的極まりないと分かる。ネットには選択の余地があり、2WAYとまでは呼べないが、送り手と受け手との非対称は感じない。最近はネットだけを情報の頼りにする方も。

テレビは何だかんだ言ってよくは出来ていますね。テレビ=つまらない、とは言いたくなりますが、ニュースの一部、NHK特集辺りは明らかに素人では、個人では作れない。民放お笑い番組、バラエティ番組は確かに見るも無惨ですが。


アメリカ発がやたら光って見える時期があり、日本発がやたら貧弱に見えるが、振り返ると、違う、だけだったりする。








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蕎麦屋のラーメン