夢が叶った時、その因果を見つける。

あの時のあの行動とあの偶然が重なり、今成就している、と。
しかし、日々それだけをしていた訳では無い。関心事は、
朝が何時も通り厳しい、やら、食べ過ぎたかな、プレゼントは何をあげようか、今日は焼酎かな、自転車買い替えようか?、サブスクは慎重にならないと、あの人のあの言い方はどうなんだろうかetc.
夢に向かっての行動をしていた訳では無い、そんな人はいない。
今の上手くいった成就に必要だったプロセスを、意識出来る範囲で再構成している。
だから、上手くいっている人の周りには上手くいくような人が集まっている。
織田信長には、パートナーに徳川家康が、部下に豊臣秀吉がいる。
それは上手くいくでしょ、となるが、これは、徳川家康が天下一統をしたから。
通常、織田信長が幕府の権威再興を目指し、足利義昭を奉じ京へ、紆余曲折があり、市場原理楽市楽座を施行、既存の利益集団寺社勢力と対立、比叡山、本願寺との全面対決、周辺大名との対決、毛利輝元、武田信玄との対決、その後、本能寺の変を経、豊臣秀吉による天下一統、となるが。
徳川家康が天下一統したので、その基本ベースを作った織田信長のパートナーだった事、天下一統した豊臣秀吉に従属し、その後継者だったから天下人になった、と言うのが歴史の王道。
徳川家康が天下一統しなければ、織田信長豊臣秀吉の系統以外が天下一統をした場合には織田信長、徳川家康は地方の一大名としては存在するが、織田信長が天下一統を志していた、豊臣秀吉徳川家康は天下一統に挫折したとは認識されない。
徳川家康が天下一統し、幕府を開いたから、見い出されたのが、織田信長であり、豊臣秀吉。
歴史の記述の特徴と、人が過去と現代を見る見方は同じスタイル。
※本文とは関係ありません。
