江戸期、田沼意次時代があり、松平定信の寛政の改革(反動)がある。
ロシアは日本海に近づき、林房雄史観ならば100年戦争、1945年終戦までの武力衝突、戦争の時代に入り、日本は武装せざるを得ない時代に入る。特に20世紀は戦争と革命の世紀。

宗教を使う、宣教師を使い、土着、国家と権威を相対化、低下させ、
宣教師とのトラブル、或いは商人とのトラブルを口実に武力行使と言うのがヨーロッパのパターン。
イギリスはスペイン方式を改良し、文明化を基準とし、条約で締め上げていく手法を使う。

日本が世界だとまで仰ぎ見ていた清帝国がアヘン戦争により、イギリスフランスに破れる。清帝国については、日本では皇帝、天子の位置づけに議論が出てくる。知識人の間では、皇帝、天子が征服王朝である為に位置づけに揺らぎが出ていた。元の征服辺りから中国を支配する事が天子であったのが、漢民族の天子となっていく。世界を説明していた天子と言う概念が異民族王朝になる事で、民族を説明する概念になる。
明帝国は、漢民族王朝ではありますが、領土は狭い。今の領土は、歴史的に見れば清帝国の領土。つまり中華人民共和国は清帝国の後裔と言う事を表している。

武装する、と言う方法。
立憲主義を採り、武装する。武装する為に、貿易立国となる。
つまり、イギリスとなる。
日本は、それに成功し、日清戦争、日露戦争を勝つ。ロシアとの緩衝地帯として満州を作り出す。

英米は、第一次世界大戦、第二次世界大戦の反省を踏まえ、戦後体制を作り出す。覇権国。
大西洋憲章を出し、国境の変更を認めない、とする。
アジアでは、国民意識が出来、人口増加が起こり、植民地支配が終わる。理論的にも、統治コスト、軍事力何れも無理が出てきて、独立の動きが止まらない。インド、インドネシア、ベトナム、激烈な独立闘争をイギリスオランダフランスが止められない。インドネシアベトナムでは大戦後アメリカ合衆国が軍隊の輸送を補助し、再植民地化を狙うが独立闘争に敗れ、ベトナムは合衆国が直接対決しても敗れる。

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