道尾秀介
「背の眼」「骸の爪」「向日葵の咲かない夏」「シャドウ」「月と蟹」「スケルトン・クルー」「いけない」
道尾秀介さんと、昨年紀伊國屋書店新宿本店でお会いしました。「いけない」の出版記念サイン会。
ミステリーと言うジャンルを良く消化されていますね。都筑道夫さんをお気に入りにされているようで、都筑通夫さんの「怪奇小説という名の怪奇小説」の解説を書かれていましたね。

大江健三郎
「性的人間」「セブンティーン」「万延元年のフットボール」「我らの狂気を生き延びる道を教えよ」「同時代ゲーム」「懐かしい年への手紙」「雨の木を聴く女たち」「新しい人よ目覚めよ」
才能とはこのような事かとは分かる。

筒井康隆
「虚人たち」「ウィークエンド・シャッフル」「パプリカ」「驚愕の荒野」「聖痕」
筒井康隆さんの作品は演劇と同じように時間が一方向に向い、圧倒的な情報のせいか、作品には軽みがある。「断末魔酔狂地獄」「小説「私小説」」「死にかた」「二度死んだ少年の話」のような短編も迫力がありますね。天才。「乱れ打ち読書ノート」では新田次郎さんの「アラスカ物語」を絶賛されていました。

野坂昭如
「骨骸峠死人葛」
あの文体は今は無い。あの文体でしか成し得ない小説世界。

フランツ・カフカ
「変身」「審判」「城」
特異な設定。「城」は延々と続くので腹を据えて読み続けました。

※本文とは関係ありません。