書店に勤務していたせいで、本の棚への並べ方やら、棚の取り方(量)は気になりますね。

90年代から爆発的に増えたのは、心理学とスピリチュアル。
心理学は河合隼雄ブームがあり、最近ではなんと言ってもアルフレッド・アドラー。
或いは心屋仁之助。

スピリチュアルはキューベラー・ロスやシャーリー・マクレーン、ショクティ・ガーウィンやらフローレンス・シン辺りの著作しか置いていなく、スピリチュアルと言う言葉はなかったので未分類なんですが心理学のコーナーの片隅にあったりしましたね。
ケン・ウィルバーが出てきて、吉福伸逸があり、ニール・ウォルシュ、アラン・コーエン、ウィリアム・レーネンがあり、あれよあれよと増え、最近では日本人のものばかりになりましたね。浅見帆帆子、さとうみつろう。
自分を見つめる。
視点は内向。内向き。


それまでは、世界情勢を解説したり、トレンド(トレンドと言う言葉はなかったので「潮流」と言った言葉を当てていましたね)を読む、みたいな本だらけでした。
竹村健一渡部昇一日下公人堺屋太一唐津一。
世界を見る、知る。
視点はひたすら「外」へ。
落合信彦(!)

それが心理学から神秘学、スピリチュアルへと変わっていった。

気のせいか、スピリチュアルが再び退潮してきて、再び様々な分野のトレンドを探るような物が増えているような。
再び世界、外に視点が。
荻上チキ古市憲寿落合陽一
(ちなみに古市憲寿さんの「平成くん、さようなら」は面白かったです、ベタですが、平成の「なんとなくクリスタル」ですね)

※古市憲寿さんの講演会に行った事があります。その時のテーマは社会学者らしく「ダウン・シフト」。質問コーナーがあったので質問させて頂きました。

※本文とは関係ありません。