タイとの出会いの幸運は何かを見る為に訪れたわけではないことです。

街を知る、と言うのは、究極的には街の機能を知ることではなく、どういう街なのかを知ることでしょうね。
ワット・ポーを見たり、チャオプラヤー・エキスプレスに乗ったり、ルーフトップバーで華やいだりしましたが、やはり人。そして息吹。

人の臭い、営みが見える。

舞台裏が見えている。

日本は、とかく、隠す。結果的か意図的隠す隠す。隠れている。

タイは、デパートとかコンビニ以外はモロに見えていたりする。

日本のようには、

忖度したり、なぜ忖度しないんだ、と言う不毛なやり取りは無い。


かつて、王宮前で、大きなエビの、甘酢掛けを屋台で頂いた時のことが忘れられません。

お姉さん(オバサン?笑)プラスチックの容器にグロテスクなシュリンプ(?)を乗せてくれて、僕に渡すのかと予測した刹那、隣に愛想無く座っていたお婆さん(お母さん)に渡すと、綺麗な、とても綺麗な百合(?)の花を添えて、それを僕に渡してくれました。
あまりに自然な動きに呆気にとられました。

感動。





#ワットポー