今年はいやに流れが早くて、頭の中では、6月末くらいの雰囲気があるけど、当然の如く12月になっていて、年の瀬でもある。

一昨年はやけに大変な年で、失望の渦に呑まれそうになっていて、そこから自分を救い出すために躍起になっていて、12月の声を聞いた時には、やっと辿り着いたと言うマイ節目を設けて、どうにか自分に降り掛かってきた「不運」と対峙していていた。

そうそう。やっと辿り着いた。やっとです。
年の瀬の今頃、一昨年には、ワインを毎晩チビリチビリ、珍しいチーズを肴にして、恒例の綾辻行人の館シリーズを読んでいました、晩酌の習慣も欲求もないのにすることがなくて。それと米沢牛でのすき焼きとステーキ。贅沢。
食は豊かでしたが、静かで、寂しいものでした。

昨年からは一変してしまい(笑)、忙しい。することを精査しないといけなくなって。こんな状況になるのは、まさかです。一昨年の様々なこともまさかでしたが、この充実ぶりもまさかです。バタバタしていて、疾風怒濤の前兆、助走の始まりでしょう(笑)

suchmosと米津玄師を知ったのは収穫です。センスフルさは、生活に、文字通りハリを齎してくれています。糧と言うか富と言うか。
米津玄師さんは、以前から存じ上げていましたが(笑)、知りたくなる程になったのは最近で、そのセンスには敬服するしかありません。「春雷」。最高。米津さんのブログは、自分が書いたのではとある種の錯覚すら覚えるほど、共振がハンパではなく、ビンビンと響いて参ります。内容は必ずしも共鳴出来るわけでもないのに、衝撃に近い印象が胸に突き刺さってしまい、あがってしまいます。あがって、のぼせてしまいます。

昨年が、イム・シワン、「ミセン」、タイ王国を知ると言う実りがあり、今年は、優秀な日本のアーティストを、ミュージシャンと言うべきか、知ると言う豊かさ。