どんなことを映像化出来るか、いまどきの言い方ならば映像作家、まあ普通の言い方ならば監督が挑戦してきたわけです。
70年代はオイル・ショックを境に、進歩成長が疑問視され、近代化の負の側面が出てきます。そのせいか流行したのがオカルトで、70年代を特徴付ける傾向です。
80年代には霧散しているブームだからです。
「エクソシスト」「オーメン」が呼び水となったようで、特に「エクソシスト」の完成度の高さ、オカルトと言う括りを必要としない、サスペンス性、パニック映画と言う側面、映像美、脚本の上手さ、マイク・オールドフィールドの楽曲の良さ。
80年代に入ると、カルトと分類される映画が流行します。カルトとはマニア向けと言う感じのニュアンスでしょうか、「ブレード・ランナー」「ブルー・ベルベット」やら。流行りつつも、その監督の作り出すものに大概の人はついていけなくて(ついていかなくて・笑)、少数のマニアが汲みどもつきぬ魅力を探求し続けると言う感じですか。デビッド・リンチの「ツイン・ピークス」と言うドラマが異様に流行したりもしました。
90年代になるとサイコがブーム。「サイコ」と言えばヒッチコックのサイコが有名ですが、所謂エド・ゲイン事件を模している内容ならば、トビー・フーパーの「悪魔のいけにえ」があり、ブームの底流にはこちらの影響があるように感じます。ヒッチコックのスタイリッシュで、サスペンスフルではなくドキュメンタリータッチでリアリズムを指向していますね。
90年代になると「羊たちの沈黙」「セブン」が流行るんですが、「羊たちの沈黙」の犯人は明らかにエド・ゲイン事件の模倣犯です。僕的にはアカデミー賞を取ったと聞いて見てみたんですが、初めて見た時にはクラリス捜査官と犯人が主人公だと勘違いして、ハンニバル・レクター博士は脇役だと思いこんでいてやたら脇役が目立つ映画だとあっけにとられたことがあります(笑)。
「タイタニック」と言う大人気映画がありました。主人公は美男子美女、脚本良し、音楽良し、感動の渦。典型的なストーリーでありながらハラハラドキドキの3時間。こちらは90年代後半。
昨今は、しみじみとした秀作、昔のイギリス映画、色気のないフランス映画のような作品がメインなんですかね。「グッバイ・アンド・ハロー」と言うジェフ・バックリィがらみの映画が秀逸でした。
70年代はオイル・ショックを境に、進歩成長が疑問視され、近代化の負の側面が出てきます。そのせいか流行したのがオカルトで、70年代を特徴付ける傾向です。
80年代には霧散しているブームだからです。
「エクソシスト」「オーメン」が呼び水となったようで、特に「エクソシスト」の完成度の高さ、オカルトと言う括りを必要としない、サスペンス性、パニック映画と言う側面、映像美、脚本の上手さ、マイク・オールドフィールドの楽曲の良さ。
80年代に入ると、カルトと分類される映画が流行します。カルトとはマニア向けと言う感じのニュアンスでしょうか、「ブレード・ランナー」「ブルー・ベルベット」やら。流行りつつも、その監督の作り出すものに大概の人はついていけなくて(ついていかなくて・笑)、少数のマニアが汲みどもつきぬ魅力を探求し続けると言う感じですか。デビッド・リンチの「ツイン・ピークス」と言うドラマが異様に流行したりもしました。
90年代になるとサイコがブーム。「サイコ」と言えばヒッチコックのサイコが有名ですが、所謂エド・ゲイン事件を模している内容ならば、トビー・フーパーの「悪魔のいけにえ」があり、ブームの底流にはこちらの影響があるように感じます。ヒッチコックのスタイリッシュで、サスペンスフルではなくドキュメンタリータッチでリアリズムを指向していますね。
90年代になると「羊たちの沈黙」「セブン」が流行るんですが、「羊たちの沈黙」の犯人は明らかにエド・ゲイン事件の模倣犯です。僕的にはアカデミー賞を取ったと聞いて見てみたんですが、初めて見た時にはクラリス捜査官と犯人が主人公だと勘違いして、ハンニバル・レクター博士は脇役だと思いこんでいてやたら脇役が目立つ映画だとあっけにとられたことがあります(笑)。
「タイタニック」と言う大人気映画がありました。主人公は美男子美女、脚本良し、音楽良し、感動の渦。典型的なストーリーでありながらハラハラドキドキの3時間。こちらは90年代後半。
昨今は、しみじみとした秀作、昔のイギリス映画、色気のないフランス映画のような作品がメインなんですかね。「グッバイ・アンド・ハロー」と言うジェフ・バックリィがらみの映画が秀逸でした。