『知価革命』と言う著作に触発されている。
触発され続けている。
初めて読んだ時には正直まとめ過ぎ。
抽象的過ぎ。
トフラーの第三の波に似ている。
と言うだけで敬遠した。
消化不良もいいとこで未読と言っても差し支えないていたらく。
その頃他の日本礼讃めいた本の方を読み、
読む度にそうかな?と言う疑問を持つと言うパターンが当時の読書傾向。

評論はわりかし読む。
渡部昇一日下公人小室直樹山本七平長谷川慶太郎田原総一朗をよく読んだ日々があった。
後に河合隼雄吉田健一中沢新一吉本隆明梅原猛犬養道子養老孟司花田清輝、
最近では内田樹古市憲寿春日武彦。

情報量が確かな著作が好きです。

話は戻り、
古市憲寿の本を読んでいたら、
堺屋太一が
このポストバブルと言うか
実は
ポストモダン
の今の状況は
『新しい中世』
に突入していると

(つまり
知価革命の進行だと)
予言し、
概ね当たっていると言う言説があり、
早速
『知価革命』
を探し、見つけパラパラと読んでいたら驚く。

そのまんまだ!

現代の状況を的確に説明しているじゃないですか、と感激し発行年を見て驚く。1985年。
翌年からバブルが始まる、
ジャパン・アズ・No.1
と言う言葉が日本の代名詞なんら違和感を覚えなかった時期。(当時の注目された著作名です)

かつて読んだことがあるとは思えない新鮮さ(笑)
衝撃。

同じ著者の
『時代末』も日本の近現代史を最適工業社会への道とする圧巻の堺屋史観。